派閥政治が全盛だった中選挙区時代は派閥ごとに“夫人の会”が組織され、選挙も派閥ぐるみで戦うため「夫の出世のために」と重鎮議員の夫人らの手となり足となって働くのが若手議員の妻の務めであった。しかし現在の小選挙区制が定着するにつれ、地元ではなく東京の議員宿舎に住み、夫の選挙を手伝わない妻が増えてきたという。
この会見で小泉進次郎氏は“政治家の妻”について「選挙に妻がバリバリ出ていくことはない」と語り、滝川クリステルも「2人で新しい形を築いていけたら」とこれまでの仕事を続けていくことを表明している。
さらに、『ワイドナショー』のゲストコメンテーター・カンニング竹山は「特に進次郎さんは地元で選挙活動をしなくても、ずっと当選する特別な議員」だとし、滝川が選挙戦になると応援演説のため全国を飛び回る夫の代わりに地元に入る必要も無いだろう―と推測した。また、今回の結婚発表で「小泉進次郎待望論というか、いつ総理になるんだという期待が高まった」と見ている。竹山の横に座るフリーアナウンサーの神田愛花も、滝川がファーストレディになるのは「“確実なんだろうな”と思った」と彼の意見に同調していた。
世間では将来の話ではなく進次郎氏を“ポスト安倍”と推す声もあるが、竹山は「進次郎さんは“泥水を飲んでいない”」とある政治家から聞いた話を紹介した。「自分の考えとは違うけれども、党の考えに沿って仕事をする」ということを、これまで一切してこなかった小泉進次郎氏。自民党に所属する国会議員の支持を広げるためには、今後の政治姿勢が問われるという。結婚を機にこの秋の組閣で、厚生労働相や少子化担当相のポストに就くのではないかとの噂も囁かれている。いよいよ政治家として、真の実力が試される時期にきているようだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)