
年金生活をしている59歳の女性が下腹部の激しい痛みと呼吸困難を訴えて、モスクワ市クリニカル病院(Moscow City Clinical Hospital)に搬送された。検査の結果、女性の卵巣には袋状の巨大な腫瘍があることが確認され、医師らは緊急手術を行った。
外科部長ドミトリー・アリュティン氏(Dmitry Aryutin)が中心となって執刀した手術で、女性の卵巣からは25キロの腫瘍が摘出された。この手術の様子は同病院のFacebookに投稿されているが、腫瘍はビーチボールに匹敵するほどの大きさがある。なお『Central European News Agency』によると、腫瘍は良性で女性は順調に回復しているということだ。
同病院は「非常に稀なケースと思われるかもしれませんが、このように大きな腫瘍が摘出されるのは決して珍しくありません。患者が症状を放置し病院へ来るのが遅れるケースがほとんどですが、腫瘍が大きくなると膀胱、胃、腸などを圧迫して痛みを伴います」とコメントしており、症状が悪化する前に医師の診察を受けるよう呼びかけた。