今回初めて宇宙飛行士役に挑戦したブラッド・ピット。宇宙で消息を絶った父(トミー・リー・ジョーンズ)を捜す旅に出る主人公・ロイを演じている。ジャパンプレミアのカーペットイベントでは物語に絡めて階段に空を思わせるようなブルーのカーペットが長く敷かれ、ロケットの隣にブラッドが立った。
場内に入れずとも一目でもブラッドを見ようと駆けつけた大勢のファン達が場外で「ブラッドー!」と大歓声を上げると、それに気づいたブラッドはそちらの方向に何度も歩み寄り、よく見えるように身をかがめたり、手を振ったりの神対応。この思いがけないサービスにファンは一層大きな悲鳴のような声援で応えた。
場内の選ばれたファンにサインや写真撮影などのサービスをして、テレビ局のインタビューに応じた後、ブラッドは舞台挨拶へ。ここでもブラッドを待ちに待ったファンが大歓声で出迎えた。颯爽と舞台に上がったブラッドは「皆さん本当に今日はありがとうございます。特別なユニークな映画なので、大きなスクリーンで観ていただきたいので、今日は皆さん楽しめると思います。時間を割いて観に来てくれて嬉しいです」とまず挨拶。
同映画は、太陽系の彼方に消えた父の“謎”を追う本格スペース・アクション超大作と呼び声が高いが、ブラッドは「SFはずっとやりたかったけれども、なかなか独創的なものが見つからないこともあった」と長いキャリアで宇宙飛行士役が初めてだったことに触れ、「今回はこのジャンルに貢献できたと思っています。
またブラッドは「(この映画の)テーマはいくつかあると思う。親子の関係を理解するということ、自分自身を理解するということ、自分自身を探す物語だと思います」と話し、ファンにメッセージを求められると「みんな、人には優しくしましょう。それがメッセージです」とにっこり。「Enjoy!(楽しんで!)」と客席に呼びかけながら、ブラッドの退場を惜しむファンの歓声のなか姿を消した。
今回の日本滞在について「仕事ばかりでいつも時間が足りない。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)