アメリカンドリームの象徴“18金のトイレ” 英宮殿で展示中に盗まれる

アメリカンドリームの象徴“18金のトイレ” 英宮殿で展示中に盗まれる
盗まれてしまった18金のトイレ(画像は『Sonia Voskoboinikoff 2019年9月14日付Instagram「Maurizio Cattelan at Blenheim Palace.」』のスクリーンショット)
「アメリカンドリームの象徴」として制作された18金のトイレが、イギリスのオックスフォード近郊ウッドストックにあるブレナム宮殿から盗まれてしまった。『The Irish Times』『Mirror』などが伝えている。

米ニューヨーク市のソロモン・R・グッゲンハイム美術館に18金のトイレが設置されたのは2016年秋。表面に18金を貼り付けたものではなく便器すべてが18金製という超豪華なトイレは、入場料を払えば誰でも使用できるとあって話題になった。

英ウッドストックにあるウィンストン・チャーチル元英首相の生家でもあるブレナム宮殿で、海を渡ってやってきた18金のトイレの展示が始まったのは今月12日のことで、テムズバレー警察は14日午前4時50分頃にこのトイレが盗まれて出動したこと公表、犯人の1人とみられる66歳の男を拘束した。

このトイレは予約すれば3分間の使用が可能で、実際に配管でつながれていた。そのため盗難直後の館内は、汚水が溢れるなどかなりの損傷があったようだ。犯人は少なくとも2台の車を使っており、警察は市民に情報提供を呼びかけるとともに、監視カメラの映像をもとに調査を進めている。

この18金のトイレを手掛けたのは、イタリアを代表する現代美術アーティストのマウリツィオ・カテラン氏(Maurizio Cattelan)で、タイトルはずばり“アメリカ”だ。斬新で挑発的なアイデアの作品を発表し世界的に注目された同氏のニューヨーク市での展示では、警備員が立ち、便器は15分ごとに特別な布を使って清掃するなど厳重な警備が話題になっていた。カテラン氏が「これは来館者へのギフト。200ドルのランチを食べたとしても、2ドルのランチを食べたとしても行き着くところはトイレである」と語るなどして注目され、2016年から2017年の使用者は10万人以上を記録したという。

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