米警官 黒人男性を誤って射殺、被害者の弟「兄なら許した」とハグ

記事まとめ

  • 誤って黒人男性を射殺した米テキサス州の警察官に、殺人罪で禁固10年の判決が下った。
  • 男性の弟は法廷で「兄はあなたを許すだろう」「最良の人生を歩んで欲しい」と発言。
  • 警察官にハグし、裁判官も涙を拭う姿があった。

自宅と間違えて住人を射殺した元警察官に、被害者の弟「兄なら許した」とハグ(米)

自宅と間違えて住人を射殺した元警察官に、被害者の弟「兄なら許した」とハグ(米)
兄を射殺した元警察官の女とハグをかわす弟(画像は『ABC News 2019年10月2日付「Extraordinary act of mercy: Brother of Botham Jean hugs and forgives Amber Guyger after 10-year sentence imposed」』のスクリーンショット)
世の中には車の運転ミスなどで人を死に追いやってしまう事故や事件があとを絶たないが、被害者遺族からするとたとえ過ちだろうと加害者への憎しみは簡単に消えないことだろう。しかしこのほどアメリカで行われた裁判で、警察官に誤って射殺された男性の弟が「兄は許しただろう」と告げ、有罪判決を受けた加害者とハグする姿が見られた。『ABC News』『New York Post』などが伝えている。

今月1日にテキサス州ダラス郡で行われた裁判で、ダラス警察署の警察官だったアンバー・レネ・ガイガー(Amber Rene Guyger、31)が殺人罪で有罪判決を受け、翌2日に禁固10年を言い渡された。

アンバーは昨年9月6日、長時間勤務を終えて帰宅した際にアパートの階をひとつ間違えて他人宅に入ろうとした。ところがアンバーは自分が部屋を間違えていることに気付かず、自宅に何者かが不法侵入したと勘違いをした。

部屋の中に向かってドアを開けるように何度も繰り返し叫んだアンバーだったが、この部屋の住人で当時26歳のボサム・シェム・ジーンさん(Botham Shem Jean)がドアを開けたところ、アンバーは彼に向けて銃を発砲したのだ。そしてボサムさんは搬送された病院で死亡が確認された。

アンバーは既に警察を解雇されており、先月27日の5回目の裁判で彼女は「怖かった」「本当に申し訳ない」と涙ながらに語ったが、最終的には有罪となり刑に服すこととなった。アンバーに禁固刑が言い渡された瞬間、ボサムさんの家族および支援していた人達から大きな歓声があがった。

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