インドの西ベンガル州コルカタに住むスワミ・シヴァナンダさん(Swami Sivananda)は、印コルカタから英ロンドンへと旅行に向かう途中、飛行機の乗り継ぎのためにアラブ首長国連邦のアブダビ国際空港を訪れた。
スワミさんは空港職員にパスポートを提示したのだが、職員は自分の目を疑うことになる。スワミさんのパスポートには、生年月日が「1896年8月8日」と記載されていたのだ。
そんなスワミさんが自分の足でしっかりと歩く姿には、パスポートが無ければ誰もが123歳とは信じられないだろう。
スワミさんはインドでヒンズー教の僧侶として暮らしており、特に介護を必要とすることも医療援助を受けることもないという。
「人は食習慣や運動または性的欲求など、全て訓練することでコントロールが可能になります。自分が必要なものに対してコントロールすることにより、人生で最良のものを手にすることができるのです。私は物欲が幸せにしないことを知っていたので長生きできたと思っています。」
「私は貧困の中で生まれたので、これまでの人生で何か大きなものが欲しいと思ったことはありません。今では多くの人が不幸であり、不健康で不誠実になってしまいました。それは非常に悲しいことです。
スワミさんは3年ほど前からギネスに自らの年齢確認を依頼しているが、その年齢を実証するにあたって問題が生じているようだ。スワミさんは6歳になる前に両親が亡くなり、その後ヒンズー教寺院で育てられていた。そのため出生記録は寺院の台帳が元になっているのだ。
なおギネス記録で最も長生きした人物は122歳と164日間で天寿を全うしたフランスのジャンヌ=ルイーズ・カルマンさん(Jeanne Louise Calment)だが、スワミさんの出生がきちんと証明された時には記録を塗り替えることは間違いないだろう。
画像は『TheNewsMinute 2018年12月12日付Facebook「Meet Sivananda, the 123-year-old yoga enthusiast.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)