ウクライナのヘルソン州チャプリンカ(Chaplynka)にある村で10月3日、4歳のマリナちゃん(Maryna)と2歳のルダちゃん(Luda)の姉妹が自宅近くの道路で倒れているところを近所の住人が発見した。姉妹は昼食時にワインを飲んでおり、急性アルコール中毒を起こして危険な状態だった。
2人を発見したタチアナ・ショティックさんは、当時のことを次のように語っている。
「姉妹は身動き一つせず、揺り動かしても目を覚ますことはありませんでした。強いアルコール臭がしたので、すぐに救急車を呼びました。」
「その少し前に2人が家の近くで遊んでいるのを見かけたのですが、足元はふらつき、わけのわからない歌を歌っていました。
姉妹はその後、地元病院の集中治療室に搬送され、急性アルコール中毒と診断された。集中治療室長のセルゲイ・ミナエフ氏は「2人は昏睡状態で死の危険もありました。すぐに治療を開始し医師らが最善を尽くした結果、何とか危機を脱しました。幸いなことに今は安定しています」と明かした。さらに病院スタッフは「子供たちの身体にはノミがたかり、服は捨てざるを得ませんでした。
『LADbible』によると、2人の母親であるオルガさんは季節労働者で、父親のミコラが2人の世話をしていたようだ。ミコラは自宅で酒を飲んでいるところを警察官に発見されたが、泥酔状態で支えられないと歩けない状態で、取り調べには「子供たちが勝手に飲んだだけで、自分は何も知らない」と話していたようだ。
しかし姉妹は「昼食時にお腹が空いたので父親にミルクが飲みたいとお願いした。哺乳瓶にドリンクを入れたのは父親だ」と語ったことから、ミコラは逮捕された。
警察はその後「ミコラは冷蔵庫にミルクがなかったので、娘たちそれぞれに約280ミリリットル(0.5パイント)のワインを飲ませた。
このニュースには「ショッキング」「親を選べない子供がかわいそう」「はやく発見されて良かった」「母親にも責任がある」「こんな親は子供を持つべきではない」「父親はアルコール依存なんだと思う。子供たちには新しい家族が必要だよ」「父親は仕事をしていないのか」「子供たちが育児放棄されていることに、周りがもっと早く気付いてあげられていたら良かったのに」といったコメントがあがっている。
画像は『LADbible 2019年10月11日付「Two Girls Hospitalised After Father ‘Gave Them Wine’ Instead Of Milk」(Credit: TCH)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)