10月26日、中国・浙江省杭州市に住む男性、張さん(60歳)は山仕事中に人差し指をヘビに噛まれてしまった。指を噛んだのが“五歩蛇”だと気付いた張さんは驚き、慌てて指をナイフで切り落としたという。その後、病院へ駆け込んだ。
病院スタッフの話では、人差し指が切り落とされているのを見た時は驚いたが、張さんに事情を聞いて思わずやれやれと頭を振ったそうだ。「そんな必要はなかったのに。“五歩蛇”は世間で思われているほど猛毒ではない」という。
医師によれば、過去にも毒ヘビに噛まれ、医療の知識がないばかりに間違った応急処置をしてしまうケースが何度もあったようだ。張さんと同じように、手や足の指を切り落としたり、紐やワイヤーできつく縛ったり、傷口を焼いて毒素を破壊しようとした人もおり、病院へ来た頃にはすでに組織が壊死していたそうだ。
医師は「毒ヘビに噛まれたとしても、毒素がまわるには時間がかかるので、すぐに病院で治療を受ければ、通常命の危険はない」と述べている。
画像は『NOWnews 2019年10月29日付「陸男被百步蛇咬到「斷指」保命! 醫生傻眼:完全沒必要」(圖/翻攝自大陸微博)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)