オバマ元大統領夫妻がこのほど、米東海岸屈指のリゾート地として知られるマサチューセッツ州マーサズ・ヴィンヤードに、12億円を超える邸を購入したことが明らかになった。

夏になると世界中の著名人やセレブらが集うことから“Hollywood East(東のハリウッド)”と呼ばれ、富裕層に親しまれてきた東海岸屈指の高級リゾート地マーサズ・ヴィンヤード。
同地の地元紙『Vineyard Gazette』は現地時間4日、オバマ元大統領夫妻がこの地に1175万ドル(約12億7600万円)の豪邸を購入したと報じた。2015年にはおよそ2倍の2250万ドル(約24億4000万円)で売りに出ていたというから、夫妻はかなりの“お買い得物件”を手に入れたようである。

NBAチーム「ボストン・セルティックス」のオーナー夫妻との間に交わした売買契約は元大統領夫妻の代理人によって行われ、現地時間4日に手続きが完了、一家はこのたび晴れて同地の“住民”となったもよう。

『Vineyard Gazette』によると、夫妻が購入した約194坪の邸宅は自然溢れる30エーカー(約12万平方メートル)もの広大な地に建てられたもので、7つの寝室や8.5のバスルーム、複数の暖炉を有し、屋外には納屋やプールなどもあるという。

オバマ夫妻は8年の大統領在任期間中、2012年を除き毎年8月の数週間をマーサズ・ヴィンヤードで過ごしていたとされ、今夏は同邸宅を数週間レンタルしていたことが報じられていた。この地をこよなく愛する夫妻が「いずれ家を購入するのではないか?」という噂は、地元ではかねてから浮上していたようだ。


大統領退任後もワシントンD.C.にとどまった夫妻は2017年、同地に810万ドル(約8億8000万円)で豪邸を購入していたが、今後はこの家を売却してマーサズ・ヴィンヤードに移り住むのか、それともあくまでもバケーションホームとしての購入なのかは明らかになっていない。

ミシェル夫人は夏に出席したトークイベントにて「一時は夫の息遣いや食事の際に立てる音にすらイラつくほど夫婦仲が険悪な時期もあった」と本音を明かしていたが、長女マリアさんがハーバード大学の3年生に進級、次女サーシャさんも今年高校を卒業しミシガン大学へと進学した現在、いよいよ“空の巣症候群”世代となり「今は夫という人生のパートナーを“再発見”するステージに突入している」と述べる姿が印象的であった。

大統領退任や娘達の巣立ちなど、ここ数年間に目まぐるしく環境が激変したオバマ一家。このたび新たに購入した豪邸では今後いったいどんな“物語”が紡がれていくのだろうか。

画像は『Michelle Obama 2019年11月27日付Instagram「From our family to yours, #HappyThanksgiving!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)