デヴィッド・ボウイが急逝したというニュースが世界中のファンに衝撃を与えてからはや4年。命日となる1月10日には、妻のイマン(64)が自身のインスタグラムで亡き夫へのトリビュートとして写真やメッセージを投稿した。


2016年、肝臓がんのためデヴィッド・ボウイが亡くなったのは1月10日。2日前の1月8日には、69歳の誕生日を迎えたばかりだった。現在も生きていれば、今年73歳となるはずだった。命日となった1月10日には、ボウイの妻で元スーパーモデルのイマンがインスタグラムで過去の写真を公開。黒いスーツ姿のボウイと、背中の開いた白いドレスを着たイマンが仲睦まじくダンスをしている写真だ。


さらにイマンは「時々思い出は私の目から密かに逃げ出し、頬にこぼれ落ちる」と書かれたメッセージを投稿。
次いで「1月10日の青い鳥 #BowieForever #EternalLove」と題したアートワークを公開した。太陽が沈む夕焼け空をバックに、紺碧の海の上で青い鳥が羽ばたいている美しい絵だ。


デヴィッド・ボウイの4年目の命日となる2日前の1月8日には、73回目の誕生日を迎える亡き夫への追悼を投稿している。「まき散らされた種のように、あなたの思い出はすべての場所で咲き誇る」というメッセージや、ストローハットと白いシャツを装ったボウイが遠くを見つめるモノクロームの写真などを公開した。


デヴィッド・ボウイとイマンが結婚したのは1992年。2000年には娘のアレクサンドリアさんが誕生し、セレブ界のおしどり夫婦として有名だった。


ボウイの死から1年後の2017年、イマンがモデルとして20歳でキャリアをスタートしたヴォーグ誌に、自身の過去41年を振り返る文章を寄稿。「デヴィッドは24年間、最もエキサイティングで感動的で我を忘れるほど幸せな愛をくれたわ。それでも、まだ物足りないの。あっという間に過ぎ去ってしまった。彼を失ったことに慣れることなどない」と綴っている。

最愛のパートナーであった夫の死により、大きなショックを受けたイマン。
そんな彼女が立ち直るのをサポートしてくれたのは、世界中のファンだったという。多くの人々がボウイの死を嘆き悲しみ、追悼の祈りや愛のメッセージを届けたことが、多大なる手助けになったそうだ。

2016年にボウイが天国へと旅立った後、イマンは自身のインスタグラムに夫婦の思い出の写真を定期的に投稿し始めた。2人の結婚記念日や一人娘アレクサンドリアさんの誕生日、ハロウィンやクリスマスなどに家族の思い出深い写真を投稿、そしてボウイの誕生日と命日には、特別なメッセージや写真を世界中のファンに向けて公開している。

2017年の命日には空いっぱいに広がる虹の写真を、2018年にはイマンと娘のアレクサンドリアさんがボウイへの愛を込めたタトゥーを施した写真を公開した。イマンの足首にはナイフの絵と「David」という文字を、アレクサンドリアさんは腕に三日月の絵と「Daddyxxx 1947-2016」の文字をそれぞれタトゥーにして刻み込んでいる。


イマンは2018年に『Porter Edit』のインタビューを受けた際、「ボウイはこれからもずっと私の夫。だから二度と再婚はしない」と語っていた。2019年のボウイの誕生日には「私の思い出があなたを愛している。追憶がいつもあなたのことを尋ねるの」というメッセージをインスタグラムで公開している。

デヴィッド・ボウイの73回目の誕生日にあたる1月8日には、バースデー記念となるシングル『世界を売った男(原題:The Man Who Sold the World)』の未公開ヴァージョンがストリーミング限定で配信された。レア音源を集めた6曲入りEP『DAVID BOWIE IS IT ANY WONDER?』に収録される予定で、残り5曲は1月17日以降毎週1曲ずつ配信される予定とのことだ。


さらに2020年4月18日のレコードストアデイ(Record Store Day)には、ライブセッション”ChangesNowBowie”のLPとCDが限定販売される予定。1996年に開催されたマディソン・スクエア・ガーデンでの50歳記念コンサートのリハーサル音源で、ボウイの50歳の誕生日である1997年1月8日にBBCレディオ1で放送されたもの。9曲入りでほとんどの曲がアコースティック・セッションだという。

画像2~5枚目は『IMAN 2020年1月10日付Instagram「#BowieForever #EternalLove」「Bluebird, January 10th」、2020年1月8日付Instagram「January 8th #BowieForever #EternalLove」「#imandaily January 8th #BowieForever #EternalLove」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)