このところネガティブなニュースばかりが取り沙汰されている英王室から朗報が届いた。ウィリアム王子とヘンリー王子の従妹にあたるベアトリス王女(31)とエドアルド・マペッリ・モッツィさん(37)の挙式が、英時間5月29日に行われることが決定した。


エリザベス女王の次男アンドルー王子と元妻セーラ・ファーガソンさんの長女ベアトリス王女が、交際中だったエドアルド・マペッリ・モッツィさんとの婚約を発表したのは昨年9月のことだ。2018年9月に共通の友人を通じて知り合った2人はすぐに意気投合、その後ホリデーを共に過ごしたり、ベアトリス王女がモッツィさんを両親に紹介するなど急速に真剣交際へと発展し、モッツィ氏がベアトリス王女にイタリアでプロポーズした。

しかしベアトリス王女が幸せを噛みしめ、英国が婚約のニュースに沸いたのも束の間のこと。ほどなくして父アンドルー王子が未成年少女の買春への関与を疑われ、当面の間公務の見合わせを余儀なくされてしまった。昨年12月には母セーラ・ファーガソンさん、妹ユージェニー王女をはじめ、キャサリン妃の妹ピッパさん夫妻、弟ジェームズさん&婚約者のアリジー・テヴェネットさん、米俳優ロバート・デ・ニーロら豪華な顔ぶれを集めた婚約パーティーが開かれたのだが、そこに“未来の花嫁の父”が姿を現すことはなかった。

その後もフィリップ王配の入院やヘンリー王子・メーガン妃の王室離脱といったニュースが世間を騒がせ、ベアトリス王女は挙式日の発表を度々延期せざるを得なかったという。
そして婚約発表から4か月以上が経過した現地時間5日、ついに正式な挙式の日取りが公となったのであった。

『The Sun』によるとベアトリス王女とモッツィさんのロイヤルウェディングは5月29日に執り行われる予定だそうで、レセプション(挙式後のパーティー)の会場となるのはバッキンガム宮殿であると『People.com』が報じている。なお肝心のセレモニーの開催場所については公表されていないが、レセプション会場がバッキンガム宮殿であることを考慮すると、セレモニーが執り行われるのは付近の「ロイヤル・ミリタリー・チャペル」が第一候補であると見る人が多いようだ。

2018年から2019年にかけてはヘンリー王子&メーガン妃をはじめ、妹ユージェニー王女やレディ・ガブリエラ・ウィンザーなど豪華なロイヤルウェディングが続いたが、今年5月のベアトリス王女のウェディングに関しては、一連のスキャンダルを鑑みて「地味婚になるのでは?」と予想されており、英大手テレビ局『BBC』『ITV』はともに、ベアトリス王女のロイヤルウェディングの中継はしないことをすでに発表済みだ。しかし一部報道によると、エリザベス女王はこのような祝いの席でこそ「王室メンバーが一丸となり、ベアトリス王女の結婚を祝福すべき」と望んでいるという。

ちなみにモッツィ氏には元婚約者との間に2016年生まれの息子がいるため、ベアトリス王女は結婚後ステップマザー(継母)となる。
カミラ夫人のようにチャールズ皇太子との再婚でウィリアム王子・ヘンリー王子のステップマザーとなった先例はあるが、エリザベス女王直系の家系から“継母プリンセス”が誕生するのは王位継承権第9位のベアトリス王女が初となる。なお『People.com』は現地時間6日、モッツィ氏の息子がウェディングでページボーイを務める予定と報じている。

画像は『The Royal Family 2019年9月26日付Instagram「The Duke and Duchess of York are delighted to announce the engagement of Princess Beatrice to Mr Edoardo Mapelli Mozzi.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)