王室離脱を発表後、ヘンリー王子・メーガン妃夫妻が初めて公の場にそろって姿を現した。このたび訪れたのは、米フロリダ州マイアミで開かれた超富裕層が一堂に会したイベントだったという。


高位王族からの引退意志を表明し、先月20日にヘンリー王子がメーガン妃とアーチーくんの待つカナダへ渡ってからまもなく3週間が経とうとしている。ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー島にて「親子3人水入らずの生活を満喫している」「大自然のなかでヨガや犬の散歩を楽しんでいる」などと伝えられてきた夫妻だが、現地時間2月6日には2人が米フロリダ州マイアミで開催されたイベントに顔を出していたことが明らかになった。

第一報を伝えた『Page Six』によれば、ヘンリー王子・メーガン妃夫妻は同日夜、米ニューヨークに本拠地を構える世界屈指の金融機関「JPモルガン」が主催するイベントに出席するため、高級ホテル「1 ホテル サウス・ビーチ(1 Hotel South Beach)」にそろって姿を現したそうだ。このたびのイベントは同機関が年に一度主催する恒例行事「AIS(Alternative Investment Summit)」通称“ビリオネア・サミット”で、次世代に繋がる富の構築や未来に向けたよりよい環境作りなどについて話し合われたという。

同イベントは、メーガン妃の知り合いで昨年2月のベビーシャワーにも参加していたテレビホスト、ゲイル・キングの司会により進行され、約425人の富裕層ゲストを前にまずメーガン妃が簡単にヘンリー王子を紹介、続いてヘンリー王子が基調演説を行ったという。王子は母ダイアナ妃の死や幼少時代のトラウマ、王室離脱を決意した経緯などについて語ったそうで、夫妻は「王室離脱の決断に後悔はない」こと、また経済的自立にも「楽観的なスタンスでいる」ことなどを明かしたと関係者が証言している。


複数のメディアが報じたところによると、ヘンリー王子・メーガン妃夫妻は今回のイベントへの出席で少なくとも50万ドル(約5500万円)の報酬を受け取ったとされ、ニューヨークのPRエージェンシー「5WPR」CEO、ロン・トロシアン氏は英『Metro』の取材に対し、このたびの夫妻の起用は「JPモルガン」にとって大きな宣伝効果があったはず―と述べている。さらに

「現在、ヘンリー王子とメーガン妃以上に“旬”なセレブはいません。オバマ夫妻では共和党支持者を遠ざけてしまいますし、キム・カーダシアンとカニエ・ウェスト夫妻など、足元にも及びません。」

「メーガンとヘンリーには、巨万の富を稼ぐポテンシャルがありますね。」

とも明かした。

過去にはビル・ゲイツも出席したことがあるとされる同イベント、今回は実業家でビリオネアのロバート・クラフト氏や元NBAスターのマジック・ジョンソン元MLB選手のアレックス・ロドリゲスらも出席していたもよう。イベント終了後にはヘンリー王子・メーガン妃夫妻がそろってプライベート・ディナーに参加したとも報じられており、「世界屈指の富裕層に取り入るとは、なかなか賢い動き」と見る関係者も少なくないようだ。

なおヘンリー王子とメーガン妃は同イベントへの出席にあたり、カナダからプライベートジェットでマイアミ入りしたとされ、メーガン妃の親友でテニス選手のセリーナ・ウィリアムズが所有するパームビーチの豪邸に滞在していたと伝えられている。


画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月25日付Instagram「Having attended the 10th Annual One Young World opening ceremony on Tuesday, The Duchess of Sussex was joined today by The Duke of Sussex for a round table discussion on gender equity with OYW and Queen’s Commonwealth Trust young leaders.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)