「ディズニー」作品へのメーガン妃の“声の出演機会”をゲットするため、ヘンリー王子が直々にCEOへ営業をかける姿をキャッチした動画が出回ったのは今年1月のこと。あれから2か月が経過した今月26日、ついに妃の“ハリウッド復帰プロジェクト”の詳細が明らかになった。


高位王族からの引退意思を表明し世界をザワつかせた直後、メーガン妃に“声の出演機会”をゲットさせるため「ウォルト・ディズニー・カンパニー」のCEOボブ・アイガー氏に直接営業をかける姿を収めた動画がリークしてしまったヘンリー王子。

「メーガンがボイスオーバー(吹き替えやナレーター)もするのはご存知ですよね?」
「え? そうなんですか?」
「驚かれているようですが、ご存知なかった? 妻は乗り気なんですがね。」
「そうですか。いいですね、是非。」

ヘンリー王子とアイガー氏の間でこのようなやりとりがあったのは昨年7月、実写版『ライオン・キング』ヨーロッパプレミアの会場であった。この動画が今年1月に出回った際、世間からは

「こんなに前からハリウッド復帰準備をしていたとは、なんというあざとさ!」
「やっぱりメーガンは“Me-Gain”(Meghanのスペルをもじった造語で、“自己利益を最優先させる”という意味)しか頭にない」

と夫妻を非難する声があがったものだ。

その後も様々なバッシングを浴びた夫妻も、今月31日をもって正式に王室から離脱することが決まっている。2人は9日に最後の公務を終え、ほどなくして英国を離れた。
一旦カナダのブリティッシュ・コロンビア州に戻った夫妻だったが、最新の報道では「一家で妃の故郷ロサンゼルスに移住した」と伝えられている。奇しくもこの移住ニュースと時をほぼ同じくして、妃が念願の“ディズニー・デビュー”を果たした出演作の詳細が明らかになった。

妃が声の出演を果たしたのは「Disney Nature」制作によるドキュメンタリー映画『Elephants』のナレーション役とのこと。同映画はアフリカゾウのシャニ(Shani)&ジョモ(Jomo)らが織りなす1600kmの壮大な旅の軌跡を追ったドキュメンタリーで、カラハリ砂漠の過酷な自然と闘いながら冒険を続けるゾウの一家の愛の物語だそうだ。

これまでディズニーが手掛けた自然関連の作品には、メリル・ストリープモーガン・フリーマンといった超大物ハリウッドセレブらが声の出演を果たしており、妃の“ディズニー・デビュー作”『Elephants』と同時公開されるもう1つのドキュメンタリー映画『Dolphin Reef』では、女優ナタリー・ポートマンがナレーションを務めている。2作はディズニーの新ストリーミングサービス「Disney+」より、来月3日にストリーミングが開始される予定だ。


ちなみにこのたびのナレーション役で華々しく“ディズニー・デビュー”を果たしたメーガン妃は、ディズニー側からの報酬は一切受け取っていない。その代わりに、ヘンリー王子とともにサポートするチャリティー団体「Elephants Without Borders」への寄付を募ったと伝えられている。

メーガン妃には女優時代の主な代表作が『SUITS/スーツ』しかなかっただけに、人々は

「夫の口添えがあったからこそのナレーション役ゲット」
「ロイヤルプリンス直々に頼まれたら、さすがのディズニーも断れないだろう」

と嘲笑しているが、今後北米で本格的な活動を始めるにあたり妃の“職務経歴書”に大きな箔がついたことは間違いない。ショービズ界復帰のニュースと移住報道のタイミングが重なった裏にも、ひょっとしたら妃の緻密な計算があったのかもしれない。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年9月25日付Instagram「Ladies who launch!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)