2日放送の『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)の冒頭では、前日に放送された『志村けんさん追悼特別番組 46年間笑いをありがとう』の話題になった。1978年生まれのナイツは『志村けんのバカ殿様』『志村けんのだいじょうぶだぁ』にどっぷりハマった世代でバカ殿、ひとみ婆さん、変なおじさんなどのキャラクターが大好きだったという。追悼番組は過去の懐かしいコントが多数放映されたが、塙宣之は「変なおじさんのフルバージョン見たかったです、俺」と残念そうである。追悼番組で放送されたのは変なおじさんとナースが半々になっている志村さんの一人二役バージョンで、塙は「なんでアレ選んだんだっていう」、「フル変なおじさん見せてくださいよ」と不満をにじませていた。
一方、清水ミチコは『8時だョ!全員集合』の大ファンだった。だが荒井注さんが1974年にザ・ドリフターズを脱退し、志村けんさんが正式にメンバーに加わった時は本当にがっかりしたそうだ。加入後の舞台ではしばらく緊張していたと志村さん本人も話していたが、子供時代の清水から見ても彼があがっているのが伝わってきたという。そのため「荒井注の方が面白かったのに」と不満がいっぱいで、志村さんを認めることができなかったらしい。しかしいつの間にか「志村すげえ」となり、「早く志村、出ないかな」と彼の出番を毎週、心待ちにするようになったのだ。
志村けんさんの訃報を聞いたばかりの頃は亡くなったことが信じられず、事実として受け入れることができなかったという清水ミチコとナイツ。しかし日が経つにつれ「どんどん悲しくなり、寂しくなる」との土屋伸之の言葉に、多くの人が頷いたのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)