
個性的な美しさが注目されているのは、チェチェン共和国の首都グロズヌイ(Grozny)で生まれ育ったアミナ・イペンディエヴァさん(Amina Ependieva)で、まだ11歳の小学生だ。
イペンディエヴァさんが初めてSNSで紹介されたのは今年1月のことで、同国の写真家アミナ・アサコヴァ氏(Amina Arsakova)のInstagramに複数の写真が投稿された。アサコヴァ氏は「美しさを探求し、成功した」との言葉を添えており、イペンディエヴァさんの白く透き通るような肌や毛髪、そして右がブルー、左がブラウンの瞳の色に注目が集まった。
アサコヴァ氏によると、イペンディエヴァさんの写真への反響は大きく平均1千人のシェアが1万人に急増、「ユニーク」「美しい」「清楚」といった絶賛する声のほかに「カラーコンタクトを入れているんだろう」「撮影後に何か細工したに違いない」などのコメントがあがったそうだ。
実はイペンディエヴァさんのユニークな容姿は2つの遺伝子疾患によるもので、1つは全身の色素が欠乏する「アルビノ(先天性色素欠乏症)」で透き通るような白い肌や毛髪、眉毛などはこれに由来している。もう1つは左右で虹彩の色が違う「虹彩異色症」で“オッドアイ”とも呼ばれており、瞳の色を作るメラニン色素が片方だけ少ないことが原因だそうだ。