ジャマイカ出身の元陸上男子短距離選手ウサイン・ボルト氏(33)と恋人カシー・ベネットさんとの間に、第1子となる女児が誕生した。18日にはジャマイカのアンドリュー・ホルネス首相もツイッターで国民的英雄に祝福の言葉を送っている。


2008年の北京五輪で数々の記録を樹立し、“ライトニング(稲妻)・ボルト”“世界最速男”などと呼ばれた短距離選手のウサイン・ボルト氏。そんな最速スプリンターと恋人カシー・ベネットさんとの間に今月17日、第1子となる女児が誕生したことが分かった。

ボルト氏は今年1月に自身のInstagramでカシーさんの妊娠を公表。赤いドレスを着たカシーさんの美しいマタニティーショットとともに、

「近々“キング”あるいは“クイーン”が誕生予定」

と記していた。3月には家族や親しい友人らを多数招待し、生まれてくる赤ちゃんの性別を発表する“ジェンダー・リビーリング・パーティー”を開催、

「女の子の父親になるぜ。世の少年たちよ、心するように!」

と早くも親バカぶりを見せつけていた。


18日には母国ジャマイカのアンドリュー・ホルネス首相がツイッターを更新し、

「我が国の伝説スプリンター、ウサイン・ボルト氏とカシー・ベネットさん、女児の誕生おめでとうございます!」

と国民的英雄を祝福している。

2017年に競技生活から引退したボルト氏だが、2009年にベルリンで開催された第12回世界陸上競技選手権大会で打ち出した「100メートル走 9.58秒」ならびに「200メートル走、19.19秒」の記録は未だに破られていない。そんな輝かしいキャリアを誇る偉大なアスリートであるボルト氏だが、我が子には同じ道を歩ませようとは考えていない様子だ。ボルト氏は過去のインタビューでこのように語っていた。

「将来、子供にスポーツをやらせるのかってよく聞かれるんだ。子供がやりたければ、やればいいと思うけど、俺は別にどっちでも構わない。
ただ無理に陸上をやらせようとは思っていないね。」

「父親が花形スポーツのスーパースターだと、色々難しいと思うんだ。同じ種目のスポーツは選ばないのが賢明だね。周りの期待に応えなきゃっていうものすごいプレッシャーと闘わなきゃいけなくなるから。」

将来“2世スプリンター”としてメディアに注目される日が来るのか、はたまた全く別の道を歩むのか? いずれにしても“世界最速男”による“ベビー・ボルト”の子育てには注目が集まることだろう。

画像は『Usain St.Leo Bolt 2020年3月15日付Instagram「A Week Ago」、2020年1月23日付Instagram「I just want to say a KING or QUEEN is about to be HERE.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)