1980年代からスーパーモデルとして人気を博し、現在も第一線で活躍するナオミ・キャンベル(50)。彼女の専属シェフを10年以上務めるショーン・ジョンさんが、ナオミの日常の食生活を明らかにした。
ナオミは乳製品やグルテン、鶏肉などは一切口にせず、今年4月には「一日1食」を告白して批判を浴びたばかりだ。

このほどナオミ・キャンベルの専属シェフ、ショーン・ジョンさんが『Page Six』のインタビューに応じ、彼女のプライベートな食生活について語った。

「私はナオミの食事を10年以上担当しています。彼女が自分自身で用意した食料品もあるのですが、私は本当においしい料理を一日1食用意しています。本当に美しく、健康的な食事ですよ。彼女はクリーンなベジタリアンスタイルという意味を持つ“Ital Food(アイタルフード)”を食べているのです。」

「Ital」とは英語で生命や元気が出るという意味の「Vital」を語源とし、ジャマイカ訛りでアイタルと呼ばれる。
アイタルフード(生命力の食品)はラスタファリアンの食文化でもあり、レゲエ・ミュージシャンのボブ・マーリーが実践したことでも知られている。

「ナオミがプライベートで旅行をする時も、私が料理を用意します。彼女は機内食を食べませんから。」

ジャマイカ人であるショーンさんは、新型コロナウイルスのパンデミック中も彼女のために食事を用意してきたそうだ。ショーンさんは米ニューヨークのチェルシーマーケットでジャマイカンレストラン「Tings」とフレンチビストロ「Le Song」を経営しており、つい先ごろテイクアウトとデリバリーのみで営業再開したばかりだ。

「彼女がレストランのメニューを見て注文することはありません。メニューにないもので何かを作るようにと注文するのです。
だから、常に創造的なプロセスになるのですよ。」

さらにナオミは、食事の味付けにもこだわっているという。

「彼女にとって風味が大切で、単なる塩コショウだけではいけないのです。私はそんなことはしないけれど、彼女は分かっているのです。スパイスやハーブで味付けしなくてはいけないことをね。食事をソウルフルで、風味豊かなものにすることにこだわるのです。」

今年4月、ナオミは自身の食生活について「ランチは食べるわよ。ランチは私にとってディナーなの。
だって、一日1食だから」と語ったが、この発言が悪いダイエットの手本になるとして物議を醸したばかりだ。SNSでは「愚かで無責任な女性ね。恥を知れば」「お腹を空かすより、健康がもっと大切よ」といった非難の声が相次いでいた。

ただしナオミ・キャンベルは、日曜日には自分で決めたルールを緩めているらしく「日曜日は特別のご褒美として、デザートやケーキなんかを作るの」と告白している。

画像は『Naomi Campbell 2020年5月4日付Instagram「Last year’s #MetGala」、2020年4月2日付Instagram「Omi’s Banana Pudding #CookingWithNaomi & @ghettogastro」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)