事故が起きたのは今月20日夜のことで、父親が使用していたガソリンで動く草刈り機の刃に、草の中に埋もれていた約2.5センチ(1インチ)のネジがあたった。するとネジは勢いよく宙を舞い、事もあろうに近くにいた3歳の息子の左目に突き刺さった。まさかの事故に慌てた父親は、痛みとショックで泣き叫ぶ男児をなだめながら病院へ直行。医師らによって詳しい検査が行われた。
手術前に撮影されたレントゲン写真では、ネジが頭蓋骨に近い位置まで深く刺さっているのが見て取れる。
しかし不幸中の幸いとはこのことを言うのであろう。眼球に刺さったネジは角膜を逸れており、男児はネジの摘出手術を受けて順調に回復している。
眼科医のタット・サンガンサック氏(Tat Sanguansak)は、「ネジがあと数ミリずれていたら、失明していたことでしょう。男児は今後も経過観察が必要ですが、再び見えるようになると確信しています。また現在は眼の充血が酷いですが、今後の治療でそれも回復する見込みです」と明かしている。
なお草刈り機を使用する際には飛散防護カバーを装着し、作業者は保護メガネを付けたり、安全靴を履くなどの対策を取ること、周囲に人がいないか、石や危険物が落ちていないかなどを確認してから作業にあたることが大切だという。
ちなみに今年5月にはイギリスで、5歳女児が祖父の運転する大型芝刈り機に巻き込まれ、右足親指と左足首下を切断する重傷を負った。女児は芝刈り機の後を追いかけていて事故に遭っている。
画像は『The Sun 2020年7月21日付「FREAK ACCIDENT Boy, 3, has eyeball pierced with screw after lawnmower spits out bolt as doctors miraculously save his eyesight」(Credit: Viral Press)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)