堺雅人・主演の『半沢直樹』の第2話が26日放送され、平均世帯視聴率が22.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。初回の22.0%を上回り、高い水準をキープしている。今作は池井戸潤氏の『半沢直樹』シリーズから、「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」を実写化するものだ。
第2話で東京スパイラルの社長・瀬名洋介(尾上松也)が敵対的買収に対抗して、太洋証券からホワイトナイトとして紹介されたとパソコン・周辺機器販売大手フォックスの社長・郷田行成(戸次重幸)の著書を、東京セントラル証券の半沢直樹(堺雅人)と森山雅弘(賀来賢人)に見せる場面がある。タイトルは『僕の人生の勝算』とあり、郷田社長は瀬名社長にとって憧れであり目標とする人物である。
戸次が演じる郷田は、真摯な姿勢で相手の話に耳を傾けて表情はいつも穏やかだ。彼の笑みを絶やさない柔らかな雰囲気に、視聴者の中から「戸次さん、SHOWROOMの前田社長に似せてない(笑)」「戸次さんのモデル前田裕二さんやな」との声がネット上で見受けられた。さらに「戸次さん確かに似ているwww フォックスの郷田行成の著作が前田裕二氏の著書のそれに激似だったんだけど」との声があがっており、確かに実業家・前田裕二氏の著書には『人生の勝算』がある。情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)で「いつも優しく温かい」「相手の気持ちに寄り添う」コメントで人気の前田氏。「ロスジェネの逆襲」の連載が開始されてから10年が経ち、現代版のドラマで演じられる郷田行成のイメージは前田氏なのだろうか。
また戸次重幸はドラマ『下町ロケット』(2015年)にゲスト出演しているが、この時は主人公の佃航平(阿部寛)と対立する大企業「帝国重工」の社員役だった。町工場を見下すかのような態度で、ネチネチと佃を追い詰める敵役を好演した。
画像2枚目は『半沢直樹 2020年3月20日付Instagram「日曜劇場「半沢直樹」、新キャスト一挙発表。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)