中国の田舎町にて2つの頭を持つ子牛が誕生した。子牛はまだ立つことはできないが無事に成長しており、物珍しさに多くの人が子牛を一目見にやってくるという。
『Daily Star』『Trends Wide』などが伝えている。

中国・貴州省銅仁市徳江県の田舎町で今月15日、地元で“チャン(Zhang)おばちゃん”と親しまれている女性の飼育する牛がメスの子牛を出産した。7時間にも及んだ出産を乗り越えて生まれたのは、頭を2つ持つ子牛だった。

子牛は頭と耳、口は2つずつ、目は4つ持って生まれた。現在立つことはできないものの、ミルクを両方の口から飲んで健康に育っているという。専門家は「この牛は1つの喉を共有しており今後4つの角も生えてくると思います。
今のところ健康なので、このまま成長してほしいですね」と話している。

飼い主のチャンさんは「70年以上も生きてきたけど、こんな牛は今まで見たことがないよ」と驚いたそうだ。


田舎町で起きた2つの頭を持つ子牛の誕生というニュースを聞きつけた地元の人達は興味津々で、多くの人がチャンさんのもとに生まれた子牛を見にやってくるという。「2つの頭を持つ子牛が生まれたというニュースを聞き半信半疑で見にきましたが、この目で見て本当だと分かりました」とニュースの真偽を確かめにやってくる人もいた。

この子牛は母親の子宮の中で遺伝子の突然変異が起きた結果、このような姿で生まれてきたと推測されている。このようなケースで生まれた動物は、たとえ数か月であっても生き延びるのは難しいとも言われている。


ちなみに今月9日には、インドネシアでも頭を2つ持った子牛が誕生したという。この子牛のオーナーの姪であるハリヤント・ヤントさん(Hariyanto Yanto)は「子牛がこのような姿で生まれてきたので長生きできないのではないかと心配し、ビタミンなどのサプリメントやミルクをたくさん与えました。なぜこの姿で生まれてきたのか誰も分かりませんが、とにかく私達は祈るのみです」とコメントしている。



画像は『Daily Star 2020年8月25日付「Mutant two-headed calf born to stunned farmers in backwater Chinese village」(Image: Pear Video)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)