
8月28日、3歳の女児は祖母の誕生日を祝うため家族とともに祖母の住む湖南省株洲市の集合住宅を訪れていた。そこで不運にもエレベーターに取り残されてしまった。
事故直前、祖母は女児と一緒に行動しており、エレベーターにある監視カメラの映像によると、女児は先にエレベーターへと乗り込んだ。祖母は続いて乗り込もうとするも間に合わず、エレベーターは女児を1人で乗せたまま扉が閉じてしまった。
残された女児は扉が閉じるや否やドアを何回か叩いた後、慌てて階数ボタンへと手を伸ばした。エレベーターが上昇している数十秒間、女児はその不安やストレスを全身で表すかのようにエレベーター内で手を大きく振り下ろしながらジャンプした後、ドアを必死に叩いている。
その様子からは、女児が明らかにパニックに陥っているのが見て取れる。
その後、エレベーターが8階に到着しドアが開くと、女児は祖母を探しに扉の外へ出ていった。そしてこの映像が女児の生前の姿を捉えた最後のものになってしまった。女児は同階から転落して命を落としてしまったのだ。
女児の親戚の男性は今回の事故について、現地のテレビ局に当時の様子を以下のように語っている。