英歌手アデル(32)が、約45キロの減量に成功後初めてテレビ番組に出演した。米コメディショー『Saturday Night Live』のホストを務めたアデルは「体の半分だけを連れてきたのよ」とジョークを飛ばし、スケッチ・コメディー(笑いを題材にした寸劇)にも挑戦。生放送でスリムなアデルの姿を見た人々からは、感嘆の声がSNSに多数あがっている。

現地時間24日、歌手のアデルが米テレビ番組『Saturday Night Live』の生放送でホストを務めた。アデルは約45キロのダイエットに成功してからSNSで自身の写真を度々公開していたが、テレビ番組でスリムになったボディを披露するのは今回が初めてだ。

アデルはこの日、胸元が開いたタイトな黒いパンツスーツ姿で登場。ジョークを交えたモノローグを伝え、番組のオープニングを飾った。

そんなアデルが同番組に歌手として初めて出演したのは、2008年のことだった。12年前、米国でブレイクするきっかけとなった番組に再び出演できて「ワクワクしている」と明かしたアデルは、このように振り返った。

「(2008年の共和党副大統領候補)サラ・ペイリンのものまねをしたティナ・フェイ(Tina Fey)が、本物と出くわした回のエピソードだったわ。数百万人の人達が見てくれたのは明らかよ。その後、歴史になったんだもの。」

当時、アデルがゲスト出演した回は14年ぶりの最高評価となり、パフォーマンスを行ったアデルは一夜でスターダムの座を獲得したものだ。

「私が番組のホストだけを務めるって話題になっているようね。『何で彼女は歌わないの?』といったコメントもたくさん見たわ。理由はいくつかあるの。まず、アルバムが未完成なこと。それに(ホストと歌手の)両方をすることがとても怖いから。」

「できることなら、カツラをつけてワインをたくさん飲んで、どうなるか見ていたい位なの。」

「皆さんが最後に見た時と比べて、私はすっかり別人のようになったわ。実を言うと、これは感染防止の制限によるものなの。できるだけ身軽に移動しなくちゃならないから、体の半分しか連れてこられなかったのよ。ここにいるのは、私が選んだ半分よ。」

アデルはジョークで会場を沸かせた後、「この場の観客席にいる、最前線で働く方々に心から感謝します」と述べ、モノローグを締めくくった。

番組でアデルはスケッチ・コメディーに挑戦し、米恋愛リアリティ番組『The Bachelor』のパロディや、ぬり絵中毒のイギリス人女性、離婚した中年女性などを演じた。なおコメディーの中では、歌声も披露している。


スリムになったアデルの姿を見た視聴者は驚いたようで、SNSにはこのような声があがった。

「アデルはとても綺麗だわ。以前も綺麗だったけれど、今の彼女も素敵よ。」
「痩せたアデルを見て、衝撃を受けた。輝いてるね。」
「離婚したら、アデルみたいに細くなりたいのよ!」
「アデルは女王よ。私達を笑わせて、歌も歌ってくれた。ありがとう、あなたを愛してるわ。」


アデルがホストを務めた今回のエピソードでは、ミステリアスな女性R&Bシンガーとして知られるH.E.R.(ハー)がゲスト出演してパフォーマンスを披露している。



画像1~3枚目は『Saturday Night Live 2020年10月24日付Instagram「It’s for you, @adele.」「Where were the psychics at in 2019?!」、2020年10月23日付Instagram「@adele hosts with musical guest @hermusicofficial this Saturday!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)