タレントのフィフィが、3日に行われたお笑いコンビアンジャッシュ渡部建の記者会見についてツイッターで私見を述べている。フリーでない限り、所属事務所の判断で動いている芸能人の立ち位置を理解して欲しい―と訴えているのだ。


多目的トイレなどでの複数女性との不倫騒動で、6月から芸能活動を自粛している渡部建。半年が経ってから会見をすることになったのは“会見をしなければならない事情”ができたからだろう。事実、渡部も最初に不倫の記事を載せた週刊誌の独占取材を受けたことで「(騒動が)収束するのではないかと思った」と会見で述べている。ではなぜ会見を開いたのかといえば、“謝罪”のためだったという。

渡部は会見で不倫を認め、「本当に申し訳ありません」「本当に反省しています」と汗びっしょりになりながら謝罪の言葉を繰り返した。しかし肝心な質問には、明確に答えようとしない。特に「(報道されている)特番の収録には行ったのか?」「仕事を再開したのか?」の質問には、「私の口からは申し上げられない」の一点張り。この状況に男性記者が「こっちもガキの使いで来てるんじゃない」と声をあげる一幕もあったが、渡部は最後まで明言を避けていた。

約1時間40分、周りを女性リポーターらにがっちり囲まれ容赦ない質問を次々と浴びせられている渡部には、「単なる公開リンチだと感じ、質問する記者に嫌悪感を持った」、「正直かなり可哀想で見てられなかった」と彼に同情する声がネット上で多く見受けられた。一方で「会見は渡部が叩かれて可哀想、もういいんじゃないって思わせる印象操作」、「わざわざ囲みの会見にして責められる構図を作り、世間から同情を得ようとした感」と訝しむ声も少なくない。

渡部の会見とその報道、ネット上の声を見てきたフィフィは5日、事務所に所属する芸能人、特に不祥事を起こした者に「会見を開く」、「仕事を引き受ける」ことの決定権はない―と自身のツイッターで断言した。あの会見で渡部が誠意を持って謝罪すべきは“多目的トイレの不適切な使用”についてであり、不倫は夫婦の問題で第三者が口出しするべきではないとしている。
そして会見の目的やテレビ番組の出演に関する説明は所属事務所が行うべきで、渡部をひとりであの場に立たせるのではなく、事務所の人も同伴するべきだったと主張した。レポーター陣からの執拗な質問を一身に受けていた渡部に同情が集まったとしても、それが復帰の足がかりになるとは限らないというのだ。

リプライ欄には「事務所側も司会者や弁護士を立ち会わせれば、あんなグダグダにならずに済んだのに」、「味方がいない会見は、イジメだと思う」、「長い目で見れば、記者に袋叩き→世間の同情のほうがまだ渡部さんにとってはよかったのでは?」、「6か月間いつでも会見やろうと思えばできたのにやらずに、あの会見の場できちんとこたえられなかったあれが全てですよ」など様々な意見が寄せられている。

画像1枚目は『フィフィ 2020年8月9日付Instagram「昨年末からスタートした #YouTube のフィフィ #チャンネル が20万人を突破しました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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