米時間29日、ヘンリー王子・メーガン妃夫妻が“ホリデー・スペシャル”と称してポッドキャストを配信した。番組の最後には、愛息アーチーくんが「ハッピー」「ニューイヤー」と可愛い声でおしゃべりをする様子や楽しそうな笑い声も収められていた。


ヘンリー王子・メーガン妃夫妻がオーディオ制作会社「Archewell Audio」を設立し、大手ストリーミングプラットフォーム「Spotify」と複数年契約を締結したのは今月半ばのことだった。その際に来年以降は本格的にポッドキャストビジネスへ参入する予定であることを発表していた夫妻だが、米時間29日にはそんな本稼働に先駆けて“ホリデー・スペシャル”が公開された。

『2020 Archewell Audio Holiday Special』と題した今回のプログラムでは、英出身大御所ミュージシャンのエルトン・ジョンテニスの大坂なおみ選手コメディアン兼プロデューサーのジェームズ・コーデン映画プロデューサー兼俳優のタイラー・ペリーや夫妻の友人ら華ゲストによるオーディオメッセージを紹介。2020年を通してそれぞれが学んだこと、また2021年への展望などをシェアした。

かつてアルコール依存症に苦しみ、現在も「AA(アルコホーリクス・アノニマス/アルコール依存症者が匿名で参加するミーティング)」に毎週出席していることを告白したエルトンは、隔離生活中も引き続き人々と繋がりを持てたのはZoomのおかげであり、その存在に「救われている」と胸のうちを明かした。

そしてタイラーは、

「2021年は、より多くの笑顔に出会えることを願っています。
ウイルスのせいで、人とハグを交わしたり触れ合ったりすることができない日常にはもう逆戻りしたくはありません。」

と述べ、今後はより一層地球環境を守り、自分自身やお互いを労り合っていくことの大切さを語った。

計34分間にわたり様々なゲスト達のパーソナルメッセージを届けた今回のプログラム。番組の最後には2018年のロイヤルウエディングで使用したヘンリー王子・メーガン妃夫妻にとって思い入れのあるゴスペルソング『This Little Light of Mine』を紹介した2人は、

「暗闇を取り除くことができるのは光だけ」
「私達1人1人が持つ力を駆使して、この世界をよりよい場所にしていこう」

と同曲に込められたタイムリーなメッセージをリスナーと共有した。

曲終了後にはリスナーに向けて「ハッピーニューイヤー!」と挨拶をした夫妻、その直後に愛息アーチーくんがサプライズ登場を果たした。ヘンリー王子とメーガン妃が「そこに向かって話しかけてみてごらん」「アーチー、楽しい?」と話しかけると、「Fun(たのしい)」と声を出すアーチーくん。続けて夫妻が「僕の後に続けて言ってごらん。
ハッピー…」「ニュー…」とゆっくり話しかけると、アーチーくんは 「ハッピー」「ニューイヤー」と恥ずかしそうに声をあげるのであった。愛息の上手なおしゃべりに喜びを隠せない様子で「イヒヒヒ…」「イェイ!」と盛り上がるヘンリー王子とメーガン妃はすっかりパパとママの声になっており、アーチーくんもそんな両親につられ最後はケタケタと楽しそうな笑い声をあげていた。

現在1歳7か月とやんちゃな時期真っ只中のアーチーくんは、先日公開された一家のクリスマスカードでヘンリー王子譲りの赤毛であることが明かされたばかり。「プライバシーを守りたい」と必死に訴えながらも、愛息の存在を時折アピールする夫妻には不快感を抱く人も少なくないが、アーチーくんの元気な声はファンにとってはこの上ないサプライズとなったようである。

来年からはこのポッドキャスト配信をいよいよ本格的にスタートさせるというヘンリー王子とメーガン妃。今後夫妻が一体どんなテーマでどんなメッセージを世界に発信していくのか、引き続き注目が集まることだろう。


画像は『Save The Children UK 2020年5月6日付Instagram「Meghan, The Duchess of Sussex reads “Duck! Rabbit!” for Archie’s birthday」』『The Duke and Duchess of Sussex 2019年12月31日付Instagram「Looking back at 2019…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)