メーガン妃の異母姉サマンサ・マークルさんの執筆した妃の暴露本が、現地時間17日にアメリカ国内で出版予定であることが明らかになった。サマンサさんは英紙『The Sun』に対し、同著の内容は「ロイヤルメンバーに気に入って読んでもらえると思う」と自信をのぞかせている。


メーガン妃父トーマス・マークルさん、そして異母姉兄との確執は英王室ヘンリー王子と妃の交際が報じられてからというもの、タブロイドの格好のネタにされてきた。ロイヤルウエディングを欠席したトーマスさんは昨年に誕生した孫のアーチーくんはおろか、義理の息子であるヘンリー王子にも会ったことがないなど家族の関係はすっかり冷え切っている。メーガン妃の異母姉サマンサ・マークルさんはそんな現状を嘆き、これまで妃を「赤毛好きの、薄っぺらいソーシャル・クライマー(社会的・経済的上位層に取り入り、成り上がろうとする上昇志向の持ち主のこと)」などと公然と罵ってきた。

実際にはメーガン妃とサマンサさんの間には17歳の年齢差があり、2人はかつて一つ屋根の下に暮らしたこともなければ親密な姉妹だったこともない。昨年8月に出版されたヘンリー王子・メーガン妃夫妻についての伝記本『FINDING FREEDOM』によれば、妃がサマンサさんに最後に会ったのは2008年だそうで、2人はいわば“他人”同然の疎遠な関係である。しかしサマンサさんは、ヘンリー王子のハートを射止めて見事に上流階級の仲間入りを果たした義妹への嫉妬が止まらず、度々メディアに登場しては妃に対し悪態をついてきている。


そんな妃にとって非常に頭の痛い存在であろうサマンサさんは、2017年頃から「暴露本を書く」と公言してきたが、ようやく実現する運びになったようだ。4年近く温めていたというサマンサによる暴露本は『The Diary of Princess Pushy’s Sister Part 1』というタイトルになっており、邦訳すると「ゴリ押しプリンセスの姉日記、パート1」といったところだろうか。出版元「Barnes & Noble」のウェブサイトによれば、タイトルから底意地の悪さが伝わってくる同著は計328ページで、発売日は米時間17日とのこと。概要については「事実は時として、小説より実に奇なものです」と含みをもたせた描写になっている。

「物事はいつも見かけ通りとは限りません」と唱える異母姉の暴露本出版の企てを知った当初、メーガン妃は「涙した」と報じられていたが、サマンサさんはそんな妹が同著を読んだとしたら、

「後味の良い気分になるかどうかは分からないですね。」
「フェアでバランスの取れた内容になっているので、気に入ってもらえる部分とそうでない部分もあるでしょう。」

と妃の反応を予測している。一方でロイヤルメンバーや一般読者による反響については、

「王室の皆さんがナーバスになるようなことは何も書かれていませんし、気に入ってもらえると思いますよ。」
「様々な読者の期待に添った内容になっています。」
「皆さんに愛読してもらえることを願っています。」

と自信をのぞかせているようだ。


法的な制約も手伝い、同著のイギリス国内での発売が見合わせられる可能性も指摘されているが、内容がネット上で拡散されるのは間違いなく、世界中の人々がサマンサさんの言う「マークル家の隠された真実」を知ることになるのも時間の問題であろう。

ポッドキャストの配信やウェブサイト「Archewell」のリニューアルなど、先月から新たな活動に向けて本格的に稼動し始めたヘンリー王子とメーガン妃。このたびのサマンサ・マークルさんによる暴露本の出版は、そんな2人にとってこの上なく最悪なタイミングであり、スキャンダラスなイメージがつきまとう異母姉にまたしても出鼻をくじかれた形になってしまったようだ。

画像1枚目は『Channel 5 2018年10月1日付Twitter「Samantha Markle apologises to her half sister Meghan.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)