元祖“カリスマ主婦”のマーサ・スチュワートが、このほど人気ファッション誌『Harper’s Bazaar』(米版)に登場した。今年8月に傘寿を迎えるマーサだが、同誌ではセクシーなブラックドレス姿を披露しているほか、株のブローカーとして働いていた華やかなウォールストリート時代のエピソードなどについて語った。


家事をアートの域まで高め、世の主婦達の地位向上に大きく貢献したマーサ・スチュワート。日々の主婦業で培った独自のノウハウを活かし、これまでミールキットの宅配ビジネスやワインビジネス、またペット業界大手とコラボしたペットコレクションなど多岐にわたり幅広く事業を展開してきた。

今でこそ元祖“カリスマ主婦”、“ドメスティック・ディーバ”などといった言葉で形容されることの多いマーサだが、自身のライフスタイルブランドが大成功を収める前はモデルとして活躍、そしてニューヨークのウォール街で株のブローカーをしていたことをご存知だろうか。このほど人気ファッション誌『Harper’s Bazaar』の米版3月号に登場したマーサは、1960年代~1970年代を過ごしたウォールストリート時代を楽しそうに振り返っている。

マーサはオリバー・ストーン監督による金融サスペンス映画『ウォール街』(原題:Wall Street、1987年米公開)を例に出し、かつての自分は「まさにあれを地で行く」日々だったとして、

「ウォールストリートを歩く男達は皆、私達女性を欲しがったものよ。タクシーの中では、どんな男も触れてこようとしたわ。
ランチにマティーニをいただいたりね。」

と当時のイケイケぶりを告白。自称“控えめな女性”だったというマーサは、

「ヤリまくる、なんてことはなかったわよ。」

と明かしたものの、当時のオフィスファッションはかなり派手だった様子。マーサ曰く、当時はベルベット素材の「脚は丸見え、お尻はチラ見せ」なホットパンツがマストアイテムだったそうで、マーサはダークブラウンとピーチカラーの2枚をヘビロテしていたとのこと。体にフィットしたセーターをたくし込み、ワニ皮ベルトを合わせるのが定番スタイルだったそうだ。

「私、すごく決まってたのよ。」
「座る時は脚をデスクの上に乗せたりしてね、足元はハイヒールかブーツを履いていたわ。」
「そんな格好でオフィスに行っていたの。」

とウォール街を闊歩していた当時の通勤スタイルを得意げに語るマーサであった。

そんなマーサはこのたびのインタビューでも、かなり攻めたファッションに挑戦した。
「Giambattista Valli(ジャンバティスタ・ヴァリ)」のケープガウンでマダムの貫禄を見せたかと思えば、デコルテが大きく開いた「BALMAIN(バルマン)」のタイトなミニドレス&「Christian Louboutin(クリスチャン ルブタン)」でセクシーな魅力を全開。さらには遊び心を取り入れた、オーバーサイズのブレザー&パンツにコンバースを合わせたマニッシュなファッションなどを披露している。


今年8月に傘寿の誕生日を迎えるマーサは近年、「美貌により一層磨きがかかった」「有り得ない美しさ」ともっぱらの評判で、今回披露したファッション、中でも美脚や豊満な胸元を露出したタイトなミニドレス姿には、

「パーフェクト!」
「奇跡の79歳」
「今年80歳なんて嘘でしょ?」
「ガーデニングもいいけど、こっちもイケてる!」

など多くの称賛コメントが寄せられた。


最近は、大麻由来成分を含んだグミやオイルの販売といった新たなビジネスにも挑戦しているマーサ・スチュワート。80代に突入後も、彼女の快進撃はまだまだ続きそうである。

画像は『Martha Stewart 2021年2月24日付Instagram「The Martha Puffer Vest -i call it the new sweater- now comes in 3/4 sleeve length as well as in the traditional cap sleeve version.」「More photos from @harpersbazaarus @cassblackbird @daisybeautytoye @samiranasr」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)