報道番組でも連日震災関連のニュースが続いているが、未曽有の災害発生から10年という1つの節目を迎えた11日、多くの人々がSNSで思いを発信しているようだ。米国の歌手レディー・ガガも動画を公開し話題になっている。ガガは震災発生当時、衝撃的な映像を観て何かできることはないか考えたこと、復興の様子からその姿に尊敬の念を抱くようになったことなどを語り、「これからもみんなで支え合っていきましょう」と呼びかけ、最後に日本語で「アイシテマス」と投げキスを送っている。
これを公開したガガのツイッターには現在9万を超える「いいね」が届いているが、安田大サーカスのクロちゃんも11日に自身の思いをツイートした。クロちゃんは「東日本大震災から10年経ちました。もう10年、まだ10年と人によって違うと思いますが、生活の復興、心の復興など、まだまだ時間がかかる部分が多いのだと感じています。復興を願いつつ、少しでも力になれるようにしていきたいと思います。」と綴ったが、これに「いいね」が殺到している。
クロちゃんといえば、“ゲスキャラ”として知られ、“結婚したくない男”1位に選ばれたこともある。ツイートが炎上することも珍しくないが、そのクロちゃんが通常のツイートの語尾で使う「~しん」も使用せずに、被災者に寄り添い、真の復興を願うコメントには珍しく称賛が相次いでいる。「クロちゃん、めちゃくちゃ良い事を言うじゃないか!! 拍手、拍手!!」「まともなツイートありがとう。何年経ってもあの日起きた事を忘れない。
ただ、日頃のクロちゃんの言動が災いしたのか「たまには真っ当なツイート出来るんだ」と驚く声や、「このツイートはもしかして、クロちゃんのマネージャーさんかな?」「そんな真面目なこと言うとアカウント乗っ取られたのかと心配になるのですが…」とマネージャー代理ツイート説や、アカウント乗っ取られ説も浮上している状態だ。
それでも「私もそう思います。なにか力になれることがあったら良いです」「一歩ずつ少しずつ、みんなが笑える日に近づけるといいな」「みんなが幸せになれますように」「微力ながら私も努力します」「改めてご冥福をお祈り致します」とクロちゃんのツイートをきっかけに思いを再確認したり、改めて願いを込めた返信もあり、クロちゃんのツイートには価値があったようだ。
画像2枚目は『安田大サーカス クロちゃん 2021年3月11日付Twitter「東日本大震災から10年経ちました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)