女優メリル・ストリープなど映画『プラダを着た悪魔』(2006年公開)の出演者達が、このほど当時の撮影秘話を語った。その中でメリルは、演じた“鬼編集長”と同様に他の共演者らに冷たく接してしまったと告白した。その理由は「間違った役作り」のせいだったと明かしている。

ハリウッドきっての大女優メリル・ストリープ(71)は、アカデミー賞やゴールデングローブ賞の主演女優賞など数々の賞を獲得してきた実力派だ。『マンマ・ミーア!』シリーズや『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など多くのヒット映画で主演を務めたことでも知られる。

中でも特に話題となり、メリルの演技が評価されたのは映画『プラダを着た悪魔』だろう。アン・ハサウェイ(38)演じる主人公アンドレアが勤めるファッション雑誌の編集部で、メリルは意地悪な編集長ミランダを熱演した。

このほど『プラダを着た悪魔』の公開から15周年を記念し『Entertainment Weekly』で出演者達が当時の撮影秘話などを語ったが、メリルは自身の意地悪な役に影響されて共演者達に冷たい態度をとっていたという。

編集長ミランダのアシスタント役を演じた女優エミリー・ブラント(38)は、撮影中のメリルについてこう明かしている。

「本当のメリルは社交的ですごく面白い人だから、普段の自分を押し殺して演じたのは大変だったかもしれないですね。」
「撮影現場では、全く話しかけられない雰囲気ってわけではなかったけど。たとえば『さっき面白いことがあったんです!』って話しかけたとしたら、面白いって笑ってくれるかは分からないなって感じでしたね。」

するとメリルは、「本当にひどかったわ!」と当時のことを振り返った。

「みんなが楽しそうに笑っている声が聞こえて、私は気が滅入ってたわ! でも『私は怖い上司なんだから仕方ない』って自分に言い聞かせていたの。」

当時のメリルは、自身の経験をもとに役に入り込む「メソッド・アクティング」という役作りを実践しており、そのせいでカメラが回ってないところでも怖い上司のままだったそうだ。メリルによると「あの役作りの方法は、それ以来用いていない」とのことだ。

主人公を演じたアン・ハサウェイも撮影中のメリルについて、このように述べている。

「確かに怖かった。でも、私のことを気にかけてくださっているなとも思っていました。」
「役の怖さを出すための役作りだと分かっていましたし、それに私のことを温かく見守ってくださっていたので嬉しかったですね。」



画像2枚目は『Anne Hathaway 2021年6月8日付Instagram「#33 Down!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Tina)