大島康徳さんの大腸がんが見つかったのは2016年10月、ステージ4で肝臓にも転移していた。翌11月に腫瘍部位を切除し、肝臓に転移したがんについては抗がん剤で治療にあたることとなった。以降は体調と相談しながらテレビ、ラジオ番組での解説や、野球専門誌のコラム執筆など家族の協力を得ながら活動を続けてきたが、今年6月にたまった腹水を抜く治療を受けるために入院。一旦は退院したものの、短い距離を歩くのもやっとなほど体力の低下が著しいことから、6月17日のブログで再入院したことを報告した。
18日のブログで、大島さんは「実は5月から痛み止めの薬を服用していたこと」、「長文を書くことが辛くなってきたこと」を告白し、詳しい説明は妻に任せたいと綴っている。その3時間後に妻が大島さんの現状を伝えるブログを更新した。腹水がたまったことによるお腹周りや背中、腰の耐え難い不快感が続き、貼るタイプの痛み止めを使用していることを伝えると、「私は、ただ主人の体の辛い症状が、善くなってくれることを祈るしかありません」と記して、大島さんが大好きだという自宅から見える美しい夕方の空を見つめながら涙したことを明かしている。そして「会いたいです」という言葉が3回、繰り返されていた。