日本人にとってポピュラーなお菓子「柿の種」。そのなかでも「亀田の柿の種」の新しい可能性について熱く語り合う「亀田の柿の種オンラインサミット 2021」が19日に開催された。
抽選で選ばれたファンがZoomで参加、バイきんぐ小峠英二ナジャ・グランディーバ、アンジェリカはスタジオから生出演、マツコ・デラックスとYOUはVTR出演して、それぞれの好みを述べたり、アイデアを出し合った。

まずは「亀田の柿の種」らしく開封式からスタートしたオンラインサミット。「3、2、1、オープン!」の合図で透明の小袋を開封することに。スタジオ出演者だけでなくZoomの参加者約250人もそれぞれ小袋を手に一斉に開封した。


「亀田の柿の種」と言えばピーナッツと一緒に入っているが、その比率問題がまず取り上げられた。実は2013年にも比率を問う投票キャンペーンが行われており、当時のイメージキャラクターを務めていたYOUは「私はピー(ナッツ)はいらない派なんですよ、どちらかというと。
でもいなくなられると困るんですけど」と主張。現在販売されている商品は7:3(柿の種:ピーナッツ)であるが、当時は6:4だったそうで「工場まで行って私だけの8:2作ってもらった」とこだわりを見せた。


しかし「日曜日とか何もかも嫌なときは柿の種1袋とビールで済ますわよ」と食事代わりにすることもある現在のイメージキャラクターのマツコ・デラックスは「私の周りではピーナッツの量が少なすぎるという人が多発している」とYOUの主張とは逆にピーナッツを増量して欲しいという声があちこちであがっているという。


スタジオでもそれぞれこだわりや好みがあるようで、ナジャ・グランディーバは「9:1、9.5:0.5でもいい。1袋に(ピーナッツ)1つでもいい」とピーナッツはごく僅かが好みだとコメント。これにアンジェリカが「考えられない。
ピーナッツもいて柿の種なのよ!」と主張するも、ナジャは「それはあなたの意見じゃないですか。私は柿の種だけでもいい」と譲らない。


小峠英二はベストな比率について「今までの人生において考えたこともないですよ!」と一蹴したが、「好きなタイミングで食べてる。ピーナッツ、種・種・種・種、ピーナッツみたいな。7:3が一番ちょうどいい気がしますけどね」と現行比率推進派だ。それでもさまざまな意見があることを知り「いろんな比率を売り出したらどうですかね? 7:3とか8:2って書いて」と提案した。



そこで今回のオンラインサミットではZoom参加者にアンケートを取ってみた。「現行の7:3以外で発売して欲しい比率は?」との問いに、最多はYOUが推す「8:2」(27%)だった。次いで「6:4」(24%)、「5:5」(17%)となり、ナジャと同じくピーナッツ少なめの「9:1」(11%)と「10:0」(8%)もやはり希望者がいた。ジョークなのかピーナッツだけという「0:10」にもなぜか票が入り、「0:10でこのイベントに参加しているのがすごい」と突っ込まれた。


他にも9月27日に発売する「亀田の柿の種 コンソメ味×素焼アーモンド」を一足先に全員が試食したが、柿の種3つとピーナッツ1つ食べると、まさかのポテトチップス味になるという。ポテトチップス味にすべく1年間真面目に開発した商品というが、実際に食べたスタジオ出演者たちは首を捻る。
それでも「後半、芋感がくる」「喉越しがポテトチップス」となんとか納得して、小峠は「うまいかと言えば美味しいですよね」とポテトチップス味がするかはともかく柿の種としては「美味しい」と評価された。


さらに「わさび、梅しそ品質審査」も実施。わさびの辛さと梅しその酸味はどの程度が適切なのか試食しながら探ったが、オンラインサミット全編を通してZoom参加者はチャット欄にアイデアを次々と提案し、出演者たちが文字を追えないほど盛り上がった。「自分で混ぜられるように柿の種とピーナッツを別々に売って欲しい」「マカダミアナッツを入れて欲しい」「カシューナッツがいい」「味のパウダーを別袋でつけて欲しい」「大きなサイズの柿の種を作って欲しい」「若者向けにBTSシールを入れる」「SNS映えする柿の種」「ロシアンルーレット的に味に激辛など外れがあるものを混ぜる」、挙句には「ピーナッツの代わりに小峠入れたら?」などなど多数のアイデアが寄せられた。ファンの熱意に出演者も「こんなにみんな考えてくれるんですね」「亀田製菓の情熱とお客さんの情熱があるんだな」と感慨深そうだった。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)