子供の亡骸を離さず泳ぐ母イルカに「胸が張り裂けそう」(中国)<動画あり>

中国南西部の海で、子供の亡骸を頭に乗せたり押したりして泳ぐ母イルカの姿が動画に収められた。イルカは人間と同じように仲間や家族の死を悲しむことが分かっており、専門家は「子供を追悼する儀式の一つ」と説明している。『The Sun』などが伝えた。

中国広東省湛江市付近の海域で先月3日、イルカが子供の亡骸と一緒に泳ぐ様子が捉えられ、中国国営のニュースチャンネル『中国国際テレビ(CGTN)』のTwitterやFacebookに投稿されて注目されている。

「胸が張り裂けるような悲しい動画:母イルカは死んだ子供を離さない」と言葉が添えられた映像では、数頭のシナウスイロイルカ(Chinese White Dolphin)の群れが映し出されており、そのうちの1頭が子供の亡骸を頭に乗せたり鼻で押したりして運んでいる。

母イルカは亡骸が海に沈んでしまうと躊躇することなく潜って水面に連れ戻しており、撮影したイルカの専門家リー・ミィンさん(Li Min)によると、亡骸と一緒に泳ぐのは子供を追悼する儀式で数日続くこともあるという。

しかしながらリーさんは「死因については解剖してみないことには分からない」と述べており、母イルカがどのくらいの期間亡骸と一緒に泳いでいるのかも明らかにされていない。

なおイタリア、コルデノンスでイルカの生態の研究や保護活動をする「Dolphin Biology and Conservation」の研究者らは、クジラやイルカが人間と同じように仲間や家族の死を悼むことを確認しており、1970年から2016年に行われた調査でイルカは、観察されたケースのうち約90%が死を悲しんだという。これはクジラ目の中では最も高い数値で、そのうちの75%が子供や若い個体(実子の可能性あり)を亡くした成体のメスで、腐りかけた亡骸と一緒に1週間も泳ぎ続けたケースもあったそうだ。

ちなみに2018年7月にはカナダのブリティッシュコロンビア州沖合で、出産直後に死んだ我が子を頭の上にのせて泳ぐ母シャチが確認されていた。赤ちゃんは400ポンド(約181.5キロ)で、産まれて30分後に息を引き取ったという。



画像は『CGTN 2021年9月15日付Twitter「Heartbreaking video: Mother dolphin refuses to let dead calf go」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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