大の猫好き、アニメ好きを公言しているハライチ岩井勇気は、今年メジャーデビュー30周年を迎えた4人組バンド・スピッツの長年のファンとしても知られる。両親の影響で幼少期からスピッツを聴いていた岩井、これまでライブに足しげく通ってきたというが、そこでの変わらない4人の姿が最大の魅力だと熱弁している。


スピッツのライブTシャツを愛用したり、“スピッツ・フリーク”としてメディアの取材に応じたり、岩井勇気のスピッツ愛は自他ともに認めるところだろう。ボーカルの草野マサムネも岩井の存在を認識しており、自身のラジオ番組でエッセイ『僕の人生には事件が起きない』を読んだことを明かし、岩井を感激させたエピソードもある。母親の影響で曲を聴き始めた小学生時代からずっとファンだという岩井だが、14日深夜に放送されたラジオ番組『ハライチのターン!』(TBSラジオ)では彼らのライブについて「凄いいいんですよ」と絶賛した。

その理由として、岩井がまず挙げたのが「誰しもが知ってる曲は絶対やってくれる」ということ。これまで数多くの名曲を生み出してきたスピッツだが、なかでも『チェリー』や『ロビンソン』、『空も飛べるはず』などのヒット曲は、「2曲くらい絶対やってくれる」そうだ。デビューから30年経った今もコンスタントに新曲を発表しファンを喜ばせているスピッツだが、あえて定番曲を外さずに聴かせてくれる姿勢も、岩井にとっては嬉しい演出だと語っていた。


さらに岩井は、スピッツの変わらない良さとして“ライブでのMC”を挙げている。というのも彼らは今や大御所の立ち位置にいるにもかかわらず、「余すことなく4人、全員恥ずかしがりながら喋ってる」というのだ。ライブでの高揚感からハイテンションになるアーティストも少なくないなか、彼らに関してはそのような“変貌”は見られない。これは岩井がライブを観始めたおよそ20年前から全く変わらないそうで、「凄いモゴモゴしてるか、モゴモゴしてるか、しかいないから」と彼らならではの特徴を明かしていた。

他にも「あえて曲のライブアレンジをしない」「CDと同じくらいのクオリティでライブやれる技術力」とスピッツの魅力を次々と挙げた岩井。先月の放送では中学時代、相方・澤部佑の自宅にアルバム『花鳥風月』が置いてあったことにいたく感激したことを明かし「なんてセンスのあるやつなんだ」と澤部を絶賛する一幕もあったが、それほど岩井の人生においてスピッツは大きな存在なのだ。

(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)