英出身シンガーのエド・シーランが、このほどカナダのメディアにリモート出演した。その中で妻のチェリーさんの存在に言及し、アルバムの選曲や曲順の決定といった極めて重要なプロセスにおいて実は彼女が大きく関わっていたことを明かした。


今月29日に待望のアルバム『=(イコールズ)』を発売する英出身シンガーのエド・シーラン。リリースを間近に控えた24日にInstagramを更新したエドは、新型コロナウイルス検査で陽性が判明したことをファンに公表したばかりだ。現在は政府のガイドラインに従い自宅で隔離生活中だが、このほどエドは『Entertainment Canada』のインタビューにリモート出演した。

エドはその中で、2019年に結婚した幼馴染みの妻チェリー・シーボーンさんに言及、自身のこれまでのアルバム制作過程において彼女の意見がかなり重要視されてきたことを明かした。エド曰く、チェリーさんは「かなり職業意識の高いタイプ」だそうで、「より一般受けする」楽曲ではなくチェリーさん自身がよいと思うものをはっきりと伝えてくれるそうだ。

今年6月にリリースされたヒット曲『Bad Habits』を新アルバムのファーストシングルにチョイスしたのも、チェリーさんのアドバイスが大きく影響した結果だそうで、

「彼女が間違っていたことは、これまで一度もないんだ。」

「アルバムから外したらって彼女に提案された楽曲が1曲あったんだけど、(その提案に従ったことで)アルバムがより納得のいく仕上がりになったよ。」

と絶大な信頼を覗かせていた。


2019年12月にエドがR&B歌手エラ・メイ(Ella Mai)とコラボした楽曲『Put It All on Me』のMVでは、キッチンで仲良く肩を並べるエドとチェリーさんの夫婦コラボが話題になったが、彼の楽曲にはそんな妻とのリアルな体験をありのまま綴った歌詞が多く見られる。今回のアルバム『=(イコールズ)』に収録されている『Collide』もその1つで、「チェリーさんの祖母が亡くなった際に父親のウイスキーを2人で飲んだ」というエピソードを綴った歌詞には、チェリーさん本人も思わず涙したことを明かしていた。

現在は昨年8月に誕生した愛娘ライラちゃんにメロメロで、パーティ三昧だったかつての不摂生な生活とはすっかり決別、見事イクメンパパへとシフトしたエドだが、チェリーさんとは今も週1回のペースでデートを重ね、その間「子供の話は一切しない」というルールを守りながら互いに新鮮な関係をキープしているというからなんとも羨ましい限りである。

画像は『Ed Sheeran 2021年9月16日付Instagram「Announcing something 8am tomorrow U.K. time that is basically the start of the next 3 years of my life, excited to be back at it.」、2019年12月22日付Instagram「This is the final video from my no.6 collaborations project, it’s for Put It All On Me feat @ellamai, enjoy x」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)