大型犬は犬種によって子犬でも既に大きく成長していることもある。そんな大きな体を使ってイタズラし、自宅の裏庭に大洪水を引き起こしてしまった1歳の子犬が話題を呼んでいる。気がついた時には水浸しになっていた裏庭を見て、飼い主は笑うしかなかったそうだ。『The Mirror』などが伝えた。

米カリフォルニア州の都市コロナに暮らすルーク・スミスさん(Luke Smith、18)は、愛犬でセント・バーナードの“ジジ(Gigi、1)”に夏の暑さを乗り切れるようにと大きな仮設プールをプレゼントした。大型犬であるジジと人が一緒に入っても十分に遊べる大きさで、ジジもこのプールを気に入ってよく遊んでいたという。

しかしジジが裏庭で遊んでいたある日、2階にいたルークさんは外から聞きなれない水の音がしたので1階の裏口から確認しようとした。裏口に出るためにキッチンへ向かった時、窓から外を見ると驚きの光景が飛び込んできた。

なんと裏庭には水が溢れて、水浸しになっていたのだ。驚いたルークさんは急いで携帯電話を取り出し、信じがたいその光景を撮影した。

その動画には、青いプールを跨ぐようにしてジジが立っている姿が映る。ところがジジはプールの端を踏んでしまっているため、プールの中に入っていた水が勢いよく外に流れ出てしまっているのだ。

大量の水が溢れ出ている衝撃の光景に、ルークさんは「ジジ! 止めろ!」と怒鳴っている。しかしジジは全く気にならないようで、「何?」とでも言うかのように真顔で振り向き、その場を動こうとはしなかった。

その間も大量の水が溢れ出しており、一緒にいたルークさんのガールフレンドが大爆笑しながらジジの様子を撮影する姿も映っていた。

「いや本当に面白かったよ。だって当時、僕たちは『ジジは本当にプールが好きで、問題なくプールに出入りできているね』と話しているところだったんだ」とルークさんは当時を振り返る。

動画には広い裏庭の様子も映っており、その大半が水浸しになっていた。プールの近くに至っては、まるで洪水でも起きたのかと勘違いしてしまうほど大量の水が溢れている。プールはとても大きいサイズだったため中には大量の水が溜まっており、流れ出る水が止まる気配は感じられない。


この動画は今年5月に投稿されたものだが、最近になって多くのメディアが取り上げたことで再び話題を呼んでいる。悪気がなさそうなジジの行動には、「これは本当に面白いよ」「芝生が台無しだね」「なんて悪い子だ」「犬を止めずに2人で動画を撮影しているのも笑える」「ジジは『何も悪いことしてないよ? 芝とお花が水を欲しがっていたんだ』みたいな顔をしているね」などの声が届いており、多くの人を笑顔にしたようだ。

なおルークさんは同じ惨事が起きることを恐れ、現在は裏庭にプールを置いていないという。その代わり夏の間はよく海に連れて行ったそうで、「地球の天然プールで楽しんだよ」と明かしている。



画像は『Gigi Stands for Good Girl 2021年5月14日付Instagram「The video everyone’s been waiting for!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)