お笑いコンビオードリー若林正恭は、2019年11月に15歳年下の一般女性と結婚したことをラジオ番組で発表している。彼女にプロポーズしようかどうか迷っていた時、背中を押してくれたのは片頭痛の治療のために通っていた病院の主治医からのある言葉だったという。


若林正恭はここ10年あまり片頭痛に悩まされ、専門外来に通っていた。ひどい時は運転中の車を止めなければならないほどの痛みに襲われていたが、現在は新薬の効果を実感していると5月1日深夜放送のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で語っていたものだ。主治医からは長年、生活習慣や食べ物に至るまで細かいアドバイスを受けており、若林にとっては大変信頼のおける存在なのである。

11月27日深夜放送の同番組によると、この主治医は若林がMCを務める『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)の大ファンで彼をよく観察しているようだ。「仕事は緊張する? いまだに」と聞かれたことがあり、「してないつもりですけど、してるんでしょうね。(片頭痛が起こる)」「仕事が無くなることを想像しちゃうタイプで、それが怖いんですよ」といつも正直に答えているという。すると「あなたは仕事は無くなりません」と断言するので、その理由を聞くと「あなたはいるだけで、人のガードを下げる何かユニークなものを持っているんです」と語り、テレビを見ているとそれが伝わってくるらしい。他の番組のMCは出演者を緊張させることが多いので「若林さんみたいな人は稀有です。あなた消えません」と主治医から太鼓判を捺されたのだ。

また妻とは交際から3か月でのスピード婚だったが、「プロポーズしようと思うんですけど、なんか俺みたいな人間が結婚していいのかなって思っちゃうんです」と主治医に相談したことがあった。
もちろん彼女を幸せにしたい、結婚してさらに仕事を頑張りたい―という思いは十分にあったが、若林はあと一歩が踏み出せないでいた。「そしたら、その先生が“結婚はくじ引きです”って言ったの」と明かし、相方の春日俊彰が「なんだ、それ」と驚いていた。“赤い糸”でもなく“運命の人”でもなく「結婚はくじ引き」とはどういうことなのか。若林も最初は意味が分からなかったそうだ。

すると主治医は「どんなに人間ができた2人が結婚しても、別れる時は別れます」「どんなに性格の悪い、人間性の悪い2人が結婚しても、続く時は続き、幸せになる時はなります」と話し、くじ引きのように「引いてみなければ、分かりません」と説明した。ただし引いた時は“末吉”でも、“大吉”にできるくじ引きがあるらしい。そして若林に「どうぞ、くじ引いてください」と自信を持ってプロポーズをすることを勧めてくれたのだ。

この話をずっと若林が黙っていたのは「たぶん、世の支持を得ないだろう」と思い、下手をすると炎上するかもしれないとさえ感じたそうで、今回もラジオで話すのを躊躇っていた。しかし放送直後、ツイッター上では「結婚が“くじ引き”は深い」「めちゃめちゃ分かる」「くじさえ引けない」といった声が見受けられた。

画像2枚目は『オードリーのオールナイトニッポン 2021年11月28日付Twitter「オードリーのオールナイトニッポンお聴きいただきありがとうございました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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