15日に東京大学前で受験生など3人が刃物で切りつけられ、8日には都内の焼き肉店で刃物と爆弾のようなものを持った男が店長を人質にして立てこもる事件が起きた。お笑いタレントの有吉弘行(47)は、16日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHTDREAMER』(JFN系)で物騒な事件が続くことに触れて、3児のパパであるアシスタントの安田和博(デンジャラス)に「子どもとか気をつけたほうがいいよ」と呼びかけながら、自身は昔から正義感が強くそれが原因でトラブルに巻き込まれることが少なくないという。
今でも「20代の犯罪者と対峙したときにどこまでのことができるか、いつもシュミレーションする」とうそぶいたが、かつては海外でナイフを突きつけられた経験があると明かして安田を驚かせた。

子どもの頃から「安っぽい正義感だけど、本当にヤバイ人がいたら取り押さえようとするところがある」という有吉弘行。もし大きな包丁を持った危険人物に女性や子どもが襲われる可能性があったら「我々のような男性が力にならねば」と常々考えているそうだ。そんな思いを話しながら安田和博に対して、そういった状況に直面したら「体が震えるでしょう? 座り込んでおしっこもらして」と投げかけたところ安田も否定しなかった。

有吉はさらに、「ヒッチハイクやっているときに、外国でナイフを突きつけられたりしたけどね」とリアルな体験を振り返って「ぞーっとしてね、すーっと血の気が抜けてねぇ、もう抵抗できないよ」と描写。ドラマのように手首をバシッと叩いてナイフを落とすことなど考えられないという。
「ナイフを蹴飛ばして『どうだ!』なんて言えないよ。『イエスイエス、イエスイエス』としか言えない」と厳しい現実を説いた。

お笑いコンビ・猿岩石として1990年代に『進め!電波少年』(日本テレビ系)で「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」に挑戦した有吉。2年ほど前にバラエティ番組で話したところによると、砂漠で銃を持った兵士らしき男に声をかけられて「逆らえば撃たれる危険がある」と直感したため言われるまま家まで着いて行ったそうだ。そのような経験をしているだけにナイフを突きつけられたエピソードも大げさとは思えない。

有吉は安田に「そういう覚悟で、常に想定して自分を鼓舞しとかないと。
いざ刃物を見たら、人間って怯んですくんじゃうからね」と言い聞かせていた。そんな有吉はいつもリュックに雑誌などを詰めてパンパンにしているそうだが、もしも襲われた時に最初の一撃をかわすためだという。

画像2枚目は『有吉弘行 2020年4月3日付Instagram「キャンペーンおばさん」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)