このほど歯が伸びすぎてエサを食べられなくなってしまったハリセンボンが、動物病院に運ばれたという話題がイギリスより届いた。出っ歯のように大きくなってしまった上の歯を獣医が半分に削ったことにより、ハリセンボンは再びエサを食べられるようになったという。『Metro』などが伝えている。

英ケント州スナッドランド在住のマーク・バイアットさん(Mark Byatt、64)は、ハリセンボンの“ゴルディ(Goldie、5)”をペットとして飼っている。しかし最近のゴルディはエサを食べず、体重も減っていたそうだ。

異変に気づいたマークさんがよく観察してみると、ゴルディの上の歯が大きくなっていることに気付いた。歯が大きすぎるせいでエサを食べられなくなってしまっていたようで、「このままでは空腹で死んでしまうかもしれない」と心配になったマークさんは、近くの動物病院「Sandhole Veterinary Centre」にゴルディを連れて行った。

なおハリセンボンはフグと共通した特徴を多く持つが、フグの歯は上下2つずつに対し、ハリセンボンの歯は上下1つずつだ。またゴルディの診察を担当した動物歯科医でもある獣医のダニエル・カルボ・カラスコさん(Daniel Calvo Carrasco)によると、ハリセンボンの歯は生涯成長し続けるという。

通常ハリセンボンはエサとして硬い殻を持った生き物を食べることにより、自然に歯が削れて適切な大きさを保つ。マークさんは「毎日殻付きのエサを与えていました」と明かしているが、ゴルディの上の歯の成長は止まることなく、ついにはエサを食べることができなくなってしまうほど大きくなってしまったのだ。