ピン芸日本一を決める「R-1グランプリ2022」の準決勝が13日に開催された。31名が決勝出場を目指してしのぎを削ったが、同日に決勝進出者が生配信で発表され、決勝に駒を進めた芸人7名が明らかになった。


20代目王者の称号と優勝賞金500万円を目指し、今年も熱い戦いを繰り広げる「R-1グランプリ2022」。参加資格は芸歴10年以内で、今回は昨年を上回る3199名がエントリー。昨年末から行われた予選を勝ち抜いた7名が発表された。


決勝進出者は発表順にkento fukaya、サツマカワRPG、金の国・渡部おにぎり、ZAZY、吉住、お見送り芸人しんいち、寺田寛明。芸歴10年以内の出場ルールがあるため、今年がラストイヤーのkento fukaya、ZAZY、お見送り芸人しんいちは決勝進出に胸を撫で下ろした。ZAZYは「ラストイヤー組には負けたくない」と意気込んだ。


そのZAZYは「とりあえず決勝でミスをしない。頑張りたいと思います」と昨年は残念ながらクリップの外し忘れなどのフリップのミスがあったため、ミスには細心の注意を払っているようだ。そのミスも響いたのか2位になり優勝を逃したZAZYだが、この日は「30万円あげるから手を抜いてくれ」と依頼していたことが吉住から暴露された。歌手の松任谷由実と交流があり、ライブでも紹介されたことのあるZAZYだが、「ユーミンさんには『優勝したよ』って言いたい」と述べて「松任谷正隆さんに決勝行ったらしいよ」とユーミンに伝えてほしいという。


決勝進出に「めちゃくちゃ嬉しかった」という吉住は、「名前を呼ばれたときにもっとリアクションすれば良かった」と後悔。MCのあべこうじがリアクションのやり直しを促すと、マスクをした口に両手を当てて周りを見回して感激を表現した。
2020年12月に『女芸人No.1決定戦 THE W』で優勝経験のある吉住は「男女関係なくピンネタで勝つというのは狙っていきたい」と闘志を燃やす。

また昨年は決勝に進んだもののファーストステージで「10人中で10位だった」という寺田寛明は「そんなにつまんなかったわけねぇだろ」と悔しがる。そして今年は「“リベンジ”ではなく“仕返し”する」と力を込めた。


その後、ネタ発表順のくじ引きが行われ、トップバッターはkento fukaya、続けてお見送り芸人しんいち、復活枠、吉住、サツマカワRPG、ZAZY、寺田寛明、ラストを飾るのは金の国・渡部おにぎりという順に決定した。


決勝前日の3月5日に敗者復活戦があり、今回準決勝から決勝に進めなかった24名が1枠をかけて戦う。敗者復活戦に出場する24名は次のとおり。準新作、ネイビーズアフロ・みながわ、ビスケットブラザーズ・原田、今井らいぱち、レインボー・池田、まりんか、トンツカタン・森本、サノライブ、鳥谷尾だいき、京極風斗、サンシャイン・坂田、コウテイ・下田、田津原理音、真輝志、清友、森本サイダー、河邑ミク、Yes!アキト、マツモトクラブ、ZAZY、Gパンパンダ・星野、ヒコロヒー、ケビンス・仁木、徳原旅行(エントリー番号順)。

決勝戦は3月6日20時からカンテレ・フジテレビ系全国ネットで生放送。MCは今回も霜降り明星広瀬アリスが務める。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)
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