ウィル・スミスは現地時間3月27日に米ハリウッドのドルビー・シアターで開催したアカデミー賞受賞式の壇上で、妻で女優のジェイダ・ピンケット=スミス(50)のヘアスタイルをジョークにしたコメディアンのクリス・ロックを平手打ちした。
これを受けウィルは4月1日、映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)会員の辞任届を提出。アカデミーがこれを受理した。
同日にウィルは声明文を発表し、式典で平手打ち騒動を起こしたことは「衝撃的で痛々しく、許し難いことだった」と述べ、謝罪の言葉を綴った。
「私が傷付けた人々のリストは長い。クリスと彼の家族、私の親しい友人達や愛する人々、式典での出席者や自宅で見ていた世界中の視聴者が含まれます。」
さらに「アカデミーの信頼を裏切りました。他の候補者や受賞者達から、彼らの素晴らしい仕事を称え、祝福される機会を奪ってしまった。胸が張り裂ける思いです」と吐露し、同団体から退く決意を伝えた。
「そのため私は映画芸術科学アカデミーの会員を辞任し、理事会が適切と考えるいかなる結果も受け入れるつもりです。」