ジョニー・デップは、2018年に米紙『Washington Post』が掲載したアンバー・ハードの寄稿文が自身への名誉棄損にあたるとして、アンバーに損害賠償を求めて提訴した。
民事裁判は、現地時間4月11日に米バージニア州フェアファックスで開始。1か月以上にわたる裁判で、5月27日にはジョニーとアンバーの弁護士が最終弁論を行い、陪審員による審査が開始された。
当日の法廷では、ジョニーの女性弁護士カミール・ヴァスケス氏が「実際この法廷には虐待者がいるが、それはデップ氏ではない。この法廷には家庭内暴力の被害者がいるが、それはハード氏ではない」と言い、アンバーがDV被害の主張を歪曲していることを訴えた。
そして「彼女は深い問題を抱えた人物だ。見捨てられることを激しく恐れ、注目と承認を得ることに必死になっている」と述べ、こう続けた。
「圧倒的な証拠とその重みは、それがハード氏の話でないことを示している。このことはデップ氏のみならず、家庭内暴力の真の被害者に対しても大変残虐な行為だ。ハード氏がDV被害者を代表する公人であるかのように装ったことは、虚無であり名誉毀損で、回復不能な損害を与えるものだ。」