トイレトレーニング中の2歳児、補助便座が首に引っかかり消防隊員が駆けつける（英）

トイレトレーニングに励んでいる2歳の女児が思わぬハプニングに見舞われたというニュースがイギリスから届いた。自宅のトイレで「ママ、抜けないの！」と泣いている女児のもとに母親が駆けつけたところ、頭から被った補助便座が首に引っかかったまま外れなくなってしまったのだ。家族はあらゆる手を尽くしたが補助便座を外すことができず、最終的に消防救助隊に助けを求めたという。『Metro』『The Mirror』などが伝えている。

英ノースタインサイドのウォールセンドに暮らすケイ・スチュワートさん（Kay Stewart、37）の娘ハーパーちゃん（Harper、2）は現在、トイレトレーニングに励んでいる。

ケイさんは先日、「ママ、抜けないの！」と自宅のトイレで泣いているハーパーちゃんの声を聞き、急いで駆けつけたところ思わぬハプニングに遭遇したという。

ケイさんは当時の状況をこう振り返った。

「急いでトイレに向かうと、そこにはトイレトレーニング用の補助便座を頭から被って抜け出せなくなっていたハーパーがいました。私がちょっと目を離した隙に、娘は自分の頭が便座に入るか試したようで抜けなくなってしまったのです。私はハーパーを助けるために娘のシャノン（Shannon、16）を呼びました。」

ケイさんとハーパーちゃんの姉であるシャノンさんは食器用洗剤を使って補助便座を外そうとしたが上手くいかず、その後もあらゆる手を尽くしたがどうすることもできなかったという。


そして最終的に、シャノンさんが「タイン・アンド・ウィア消防救助隊（Tyne and Wear Fire and Rescue Service）」に連絡し助けを求めたそうだ。それから数分後、ウォールセンド消防署の消防隊員が到着し、小さな工具を使ってハーパーちゃんの首から補助便座を取り外すことに成功した。

ケイさんはその様子についてこのように語っている。

「青いライトを点灯して登場した救助隊に、子供たちは大喜びでした。隊員のみなさんはとても落ち着いていて、あっという間に便座を外してくれて本当に素晴らしかったです。それにハーパーを助けている間も他の子供たちの気を引いて飽きないようにしてくれたのです。ハーパーは助けてくれたお礼にと隊員たちに大きなハグをしました。その後、彼らは救助を終えたにもかかわらずライトをつけたまま大きく手を振って去っていきました。消防隊員のみなさんにはとても感謝しています。」


これを受け、同消防署の責任者であるトレバー・スターロック氏（Trevor Sturrock）は次のように述べている。

「ケイさんたち家族を助けることができてとても嬉しく思っています。幼い子にとって、じっとしていなければならないのは本当に怖いことです。ハーパーちゃんがとても勇敢だったおかげで、隊員は救助を無事に終えることができました。まさに彼女はスーパースターです。また隊員たちのプロ意識にも感謝しています。このようなことが起きた場合、人々は本当にパニックに陥ってしまいます。ですから冷静さを保ち、周囲を落ち着かせることが大切なのです。ハーパーちゃんの今後のトイレトレーニングが上手くいくことを祈っています。」

画像は『Metro　2022年11月3日付「Girl, 2, saved by firefighters after getting toilet seat stuck on her head」（Picture: Kay Stewart/SWNS）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　上川華子）