東野幸治と渡部建は、2013年から渡部が不倫スキャンダルで芸能活動を謹慎する2020年6月まで『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で共演していた間柄だ。25日公開のYouTubeチャンネル『街録ch~あなたの人生、教えて下さい』に登場した渡部は「僕は“東野一門”ですから」と笑うと、東野から教わったバラエティ番組のひな壇での振る舞い方から司会者としての心得などを語った。
「1人でも多くの視聴者を維持しながらCMに入ること」がテレビ番組のMCや司会者の使命であり、バラエティ番組以外では個性は出さず感情を入れず、自分が面白いと思われることは捨てる。制作側の意図を汲んで、このチームで自分に何ができるのかを考えることが重要だという。ひな壇でも同じで、自分だけ目立とうとしない。これを常に心がけることによって渡部はレギュラー番組が増え、MCの仕事がどんどん入ってくるようになったそうだ。
だが『FNS歌謡祭』や『王様のブランチ』の司会に関しては、さすがに渡部自身も「なぜ自分に声がかかったのだろう」と思ったという。引き受けるにあたりその事情を聞いたところ、どちらも渡部が第一候補ではなく紆余曲折あって渡部に回ってきたらしい。「(『王様のブランチ』は)若返りを図ると言って谷原(章介)さんから、同い年の僕ってどう考えてもおかしいでしょう」と彼が笑うのも無理はない。
この東野の「MC論」の対極にいるのが、極楽とんぼ・加藤浩次(53)だろう。その象徴とも言える出来事が2019年7月、彼がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)内で起こった。闇営業をめぐる一連の問題で吉本興業の経営陣を激しく批判し、「2人が辞任しないならば自分が退社する」とまで言い放ったのだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)