今年は、キングオブコント2022王者のビスケットブラザーズ、M-1グランプリ2023の敗者復活戦で2位となったヘンダーソンなど、20組ほどの若手芸人が東京に進出した。昨年は、ロングコートダディ、ニッポンの社長、マユリカら大阪吉本の人気芸人も続々と上京し、活躍の場を広げている。早くも冠番組を持つコンビも現れるなど、競争は熾烈だ。M-1グランプリで実績を残しているさや香といえども同世代のライバルは多く、これからバラエティ番組でどれだけ爪痕を残せるかが鍵となるだろう。
5月1日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)にゲスト出演したさや香の新山(32)は、「とにかく売れたい!」「テレビで目立ちたい!」と野望を口にした。 ライブ配信で稼ぐより、1本でも多くのバラエティ番組に出演したいという彼は、「ゆくゆくは各曜日のゴールデンタイムで冠番組を持ち、テレビ局を回りたい」「令和の視聴率男になりたい!」と壮大な夢を語り、「死ぬまで“天下を取る”ことを諦めない!」と力強く宣言した。この新山の発言に、MCのオードリー・若林正恭(45)は「(平成ノブシコブシの)吉村以来だな」と感心しつつも、近年はM-1グランプリ2023王者・令和ロマンのように、テレビ出演を最優先としない若手芸人が増えていることを指摘。そんな中で新山の「天下人宣言」は新鮮であり、若林も「各局の番組スタッフに、“絶対に東京で売れたい”と知ってもらうのは大事だと思う」と理解を示していた。
そんな新山は、人気番組を担当する加地倫三プロデューサーや佐久間宣行プロデューサーと「飲みに行きたい」と熱望する。それも重要だが、過去に今田耕司(58)は東京に進出する吉本芸人へのアドバイスとして、「まず俺らじゃなく、内村さんと絡め」「内村さんが笑えば、東京の人がウエルカムになる」と語っていた。ウッチャンナンチャンの内村光良(59)から、“東京の笑い”を学ぶのが最も重要だというのだ。現在は飛ぶ鳥を落とす勢いの千鳥も東京へ活動拠点を移した当初は伸び悩み、東京の笑いに馴染めず相当苦戦していたが、『笑神様は突然に…』で千鳥に看板企画を持つまでに育ててくれたのが同番組のMCである内村だったのだ。
画像1枚目は『さや香 新山(にーやん) Instagram「新しい衣装買ったので見慣れてください!』より
(TechinsightJapan編集部 みやび)