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24日朝、東京・池袋から富士山に傘雲がかかった様子が見られました。これは雨が降る前触れというパターンが多いのです。

九州や中国、四国では、すでに雨が降り出していて、夜は東海まで雨雲がかかりそうです。

富士山に傘雲 できる理由は?

24日朝の東京都心は、スッキリ晴れています。午前9時の天気は「晴れ」で、東京・池袋のサンシャイン60から富士山の姿が綺麗に見えました。そして、その富士山の上には、傘雲も確認できました。
実は、富士山に傘雲がかかると、天気が下り坂へ向かうサインだと言われています。富士山は独立した高い山なので、上空の強い風によって「湿った空気」が流れ込んできた際、富士山頂にぶつかって、上昇気流ができると、雲が発生するのです。

傘雲が見られた後は、雨が降るパターンが多くなっています。

天気が崩れるのは どこ?

東京都心から見えた「富士山に傘雲」 天気下り坂のサイン

実際に、雨雲レーダーを見てみますと、西から雨の範囲が広がってきています。
この後、夜にかけては、富士山のある太平洋側では、東海地方まで雨雲がかかってくるでしょう。ただ、関東には、雨雲はほとんど流れ込まない見込みです。
一方、日本海側は雨や雪が降り、夜は雪のエリアが広がりそうです。サンタクロースも、路面の凍結には十分注意して欲しいものです。

南アルプスにも「傘雲」

東京都心から見えた「富士山に傘雲」 天気下り坂のサイン

【追記】
さらに、24日10時過ぎ、南アルプスに大規模な傘雲が発生した様子を、山梨県甲府市から確認できました。写真右側の甲斐駒ヶ岳に、ここまでキレイな傘雲がかかるのは、珍しいことです。天気は下り坂へ向かっていることが、ここからもわかります。