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暑さの続く北海道。こんな日は納涼をかねて夜の釣りなんていかがでしょう?今回は道央圏で気軽に楽しめる夜釣りの魅力をほんの少しですが紹介します。

太平洋側で狙えるのは・・・

北海道 暑い夏は夜釣りで納涼

気圧の谷や前線の影響などで天気のぐずつく日が多かった7月の北海道。それでも上空には平年より暖かい空気が入るようになり、次第に夏本番の暑さとなる日も多くなってきました。釣りやキャンプなどアウトドアレジャーには絶好の季節となりましたが、同時に暑さへの対策も必要となります。そこで今回は暑さが和らぐ夜間に気軽に楽しめる道央圏の海釣りを紹介します。
まずは渡島から日高にかけての太平洋側ですが、岩場では夜間に活発に動き回るソイやガヤなどメバルの仲間が狙え、また、砂浜(サーフ)では日没後や夜明け前をメインにルアーやジグなどをキャストしてヒラメを狙うことができます。また、投げ釣りでは室蘭港や苫小牧港など大きな港湾でマアナゴを、日高地方の沿岸では大型のアイナメやカジカ類などを釣ることができます(写真は苫小牧港西港区)。

地域によってメインターゲットが違いますが、色々選択肢があるのも大きな魅力となるでしょう。しかし、夜間は日照が無いのでどうしても視界の確保が困難となります。できれば夕方の明るいうちに釣り場に到着し、周囲を確認されてから釣りを楽しむのが良さそうです。なお、港湾では荷役作業による立入の制限、また、渡島や日高方面の沿岸では漁師さんが採取したコンブを天日干しするために砂利を敷き詰めている箇所もあります。そのような場所には立ち入らない方が良いでしょう。

日本海側で狙えるのは・・・

北海道 暑い夏は夜釣りで納涼

一方、石狩湾など日本海側でも岩場メインのソイ類は太平洋側と同様に狙えますが、その他ではマメイカ釣りが人気です。

北海道ではマイカやジンドウイカ(本州ではヒイカと呼ばれることが多いとききます)などイカ類の小型個体をマメイカと呼ぶことが多く、エギをキャストしたり、チカなどを巻きつけたテーラなどで狙う釣り人を多く見かけます。また、投げ釣りではシャコを釣ることもできます。写真は石狩湾新港で釣ったシャコですが、最近では専用の仕掛けが釣具屋さんで出回るようになり、狙う釣り人も多くなってきました。なお、シャコ釣りは場所によっては禁止されている区域もあるとのことですので、事前に地元の釣具屋さんなどで確認することをオススメします。

気になる今後の天気は

北海道 暑い夏は夜釣りで納涼

最後に気になる今後の天気です。北海道付近には本州方面を広く覆う太平洋高気圧が南から張り出す一方、北海道の北に位置するサハリン付近の上空はジェット気流が居座りそうです。

このため北海道の北では気圧の谷が通過することが多く、全般に雲の広がりやすい天気傾向となる見込みです。稚内など道北では25日の水曜日や今週末には天気が崩れて雨が降りそうですが、そのほかでは天気の大きな崩れはなさそうです。また北海道の上空には平年を上回る暖気が入り、札幌や旭川、また道東の内陸などでは30度前後まで気温の上がる日もあるなど、日中の暑さが厳しくなる日もありそうです。それでも夜間は幾分暑さも落ち着きますので、機会があれば避暑をかねた夜の釣りを楽しんでみてください。その際には暑くとも長袖のジャンパーやスプレーなど虫よけ対策グッズもオススメです。