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低気圧や前線が本州の南を進みやすくなってきました。関東など太平洋側の平野に雪をもたらすことがある南岸低気圧に、注意が必要な時期に入っています。

1月下旬に入ってから季節前進 南岸低気圧に注意が必要な時期に

低気圧や前線が本州の南を進みやすく 30日~31日は太平洋側で雨や雪の可能性あり

1月下旬に入ってから、冬型の気圧配置になっても続くことはなくなりました。
21日は、日本付近は冬型の気圧配置になりましたが、翌日22日は、大陸から本州付近に高気圧が張り出ました。
23日には、大陸から東シナ海に前線が延び、九州から東海を中心に雨や雪が降りました。日降水量は、長崎県諫早市62.5ミリ、沖縄県名護市94.0ミリなど、統計開始以来1月の1位の値を更新した所がありました(統計開始は、諫早市1976年、名護市1967年)。
24日は、前線上に発生した低気圧が、本州の南を東進しています。
中国大陸の華中・華南から東シナ海付近で、前線が延びたり、低気圧が発生しやすくなっていることから、季節は春へと移り変わりつつある時期に入っていることがわかります。

この時期は、関東など太平洋側の平野に雪をもたらすことがある南岸低気圧に、注意が必要です。

24日は本州の南を低気圧が東進 広い範囲の影響なく

24日、本州の南を東進している低気圧、当初は関東など太平洋側の平野で雪をもたらすことも可能性としてありましたが、大陸から本州付近に高気圧が張り出したこともあり、低気圧は本州から離れた所を進みました。このため、本州に雨雲や雪雲が広がることはありませんでした。

25日~26日明け方 新たな低気圧が発生 関東付近は雨や雪に

低気圧や前線が本州の南を進みやすく 30日~31日は太平洋側で雨や雪の可能性あり

25日は、東海道沖で北風と東風がぶつかり、低気圧が発生するでしょう。この低気圧は、26日朝にかけて関東の南を東進する見込みです。25日午後から26日明け方にかけて、東海から関東で雨や雪が降るでしょう。

26日の朝の通勤、通学の時間は、路面の凍結に注意が必要です。

30日~31日頃 九州~関東を中心に雨や雪が降る可能性あり

次に前線や低気圧の影響を受けるのは、30日から31日頃でしょう。予報に大きな幅がありますが、九州から関東を中心に広く雨が降り、平野でも雪になる可能性があります。関東の平野でも、地上付近が乾燥している所に雨雲がかかると地上付近の気温が下がったり、内陸に溜まった冷たい空気が北風で南部の平野まで流されたり、といった条件が揃うと、雪になる可能性があります。今後、最新の気象情報をご確認ください。