台風22号はグアム島を直撃後、猛烈な台風に。眼がくっきりしてきました。
猛烈な台風22号 今季最強へ
台風22号は、10日(月)グアム島を直撃。中心付近の最大瞬間風速60メートルと、先週、近畿地方に甚大な被害をもたらした台風21号に匹敵する強さでグアム島に大きな被害をもたらしました。きょう11日(火)15時に「猛烈な」台風に発達。台風の強さは「強い」、「非常に強い」、「猛烈な」があり、台風22号は1番強いランクとなりました。今年4個目の「猛烈な」台風です。14日(金)には中心気圧が900ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速85メートル、「猛烈な」勢力でフィリピンや台湾方面へ向かう見込みです。今から5年前、2013年台風30号は最低気圧895hPa、フィリピンを直撃し甚大な被害をもたらしましたが、このコースと台風22号は似ているためフィリピンや台湾、中国南部方面は今後も警戒が必要です。日本への直接の影響はありませんが、今週末から石垣島など先島諸島では台風周辺からの湿った空気が入り雨となり、海上は波が高くなるためご注意下さい。
台風発生ハイペース 23号発生
本日9月11日午前9時、南シナ海で台風23号バリジャットが発生しました。このあとも西へ進み、ベトナム方面に向かう見込みです。日本への影響はありません。台風のこの時期までの発生数は平年16個くらい。今年はすでに23個とハイペースとなっています。特に、先月8月は9個発生(8月の平年数は6個)し、台風15号~19号まで統計史上はじめて5日連続で発生しました。また、上陸数はこれまでに4個。12号(逆走台風、三重県伊勢市付近に上陸)、15号(宮崎県日向市付近に上陸)、20号(徳島県南部に上陸)、21号(20号と同じく徳島県南部に上陸)。平年の上陸数は1年間で3個くらいなので、すでに上陸数も平年を上回っています。
9月の台風は被害大
9月の台風は要警戒!強い勢力を保ったまま列島を縦断する台風が多くなります。台風のエネルギーは水蒸気。海水温が高いほど発達しやすくなります。