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今週末はクリスマス寒波が襲来しますが、その前に列島は広い範囲で、雪ではなく雨となりそう。きょう21日(水)は、西から天気下り坂。

今夜には雨エリアは東海付近まで広がり、日付が替わる頃からは、新潟や東北などドカ雪エリアも雨の予想。大雪後の雨、注意点をまとめました。

たった一晩で1メートル超えのドカ雪

クリスマス寒波の前に広く雨 新潟など大雪エリアも雨に ドカ雪後の雨 注意点は?

18日(日)~20日(火)にかけて、今季一番の寒気の影響で、新潟県や東北では、24時間の降雪量が1メートル前後のドカ雪に。※JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が発生し、山沿いだけでなく、新潟県長岡市や柏崎市など平野部でも大雪となったのが特徴。新潟県では大雪による車の立往生が発生、北陸を中心に停電となるなど大きな被害がでました。

21日(水)10時現在の積雪は、新潟県長岡市75センチ(平年の約7倍)、新潟県柏崎市68センチ(平年の約23倍)など、大量の雪が積もっています。



※JPCZとは、シベリアから流れ込む冷たい風が朝鮮半島北部に位置する長白山脈(最高峰:白頭山2744メートル)によって、いったん二分し、その風下である日本海で再び合流することでできる収束帯(雪雲が発達しやすいライン)のことです。

西から天気下り坂 大雪エリアも雨に

きょう21日(水)は西から天気は下り坂。九州は朝から雨で、夜は東海付近まで雨の範囲が広がります。日付が替わる頃からは、新潟や山形など、今回、大雪となったエリアも雨が降る見込みです。

雪崩や屋根からの落雪、雪解けによる道路の冠水などに注意が必要です。

注意点① 雨が降る前に雪下ろしを

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新潟や東北の雨は、今夜(21日)日付が替わる頃から。

日中のうちに屋根など雪落としをしたい所です。

安全に雪下ろしをするための注意点は、次の3つのことが挙げられます。

(1)雪下ろしをする前には、雪が緩んでいないかどうか、必ず確認しましょう。新雪や、晴れた暖かい日の午後は、特に屋根の雪が緩んでしまいます。また、雪と一緒に、つららが落ちてくることもあります。

(2)はしごを使って屋根に上る場合は、はしごが動かないよう、ロープなどで、しっかり固定しましょう。
はしごから屋根へ移動する時は、転落しないよう、一段と注意が必要です。

(3)雪下ろしをする際は、建物の周りに雪を残しましょう。万が一、屋根から落下した場合でも、雪がクッション代わりになってくれます。面倒でも、必ず命綱とヘルメットを装着し、滑りにくい靴を着用しましょう。携帯電話も忘れずに持って、作業してください。

注意点② ドカ雪後の大雨 簡易建物は倒壊のおそれ

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大雪後に雨が降ると、積雪の重さが一層増し、老朽化した屋根の崩落やカーポート(車庫)など簡易な建築は倒壊するおそれがあるため注意が必要です。

100平方メートルの屋根(一般的な家の広さ)に10センチの雪が積もると、その重さはなんと約1.5トン。これは、力士約10人分に相当する重さなのです。湿った雪は更に重くなるため、倒壊するリスクが高まります。

注意点③ 雪崩や落雪に注意

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大雪のあとに雨が降ると、雪崩や屋根からの落雪に注意が必要です。なだれとは、斜面に積もった雪が、重力によって下に滑り落ちる現象ですが、種類が2つあります。

1つは「表層なだれ」です。

これは、山に積もっている古い雪の上に、新たに積もった雪が滑り落ちる現象です。1、2月頃の寒さが厳しい冬の時期に、山の急斜面で発生しやすく、雪庇や吹きだまりができている斜面で多く発生します。
もう1つは「全層なだれ」です。こちらは、山に積もった雪が、全て滑り落ちる現象です。気温が上昇する春先に、雨が降った後や、フェーン現象などで気温が上がった時に多く発生し、斜面の上の固くて重い雪が、流れるように滑り落ちます。過去に雪崩が発生した斜面や、積雪に亀裂が入っている所では、特にご注意ください。

雨のあと クリスマス大寒波襲来

この雨のあと、22日(木)夜からは、今回より一段強い寒気が西日本から流れ込み、クリスマス大寒波襲来です。

22日(木)夜~25日(日)頃にかけて、日本付近は強い冬型の気圧配置となり、北海道や東北の日本海側から九州は広く雪が降る予想です。JPCZがまた発生し、東北から北陸を中心に再び平地でも大雪となる恐れがあります。車の立ち往生など交通障害が発生する危険性が高まるため、一層の警戒が必要です。