梅雨前線の影響を受けている沖縄や奄美では、局地的に激しい雨が降っています。夜にかけても奄美を中心に雨量が増える恐れがあります。
沖縄や奄美に活発な雨雲 激しい雨も
きょう17日は、本州付近が高気圧に覆われる一方で、南西諸島には梅雨前線が停滞して、活動が活発になっています。沖縄や奄美には午前中から発達した雨雲がかかり、局地的に激しい雨が降っています。
午前中に観測された1時間雨量は、鹿児島県与論島で43.5ミリ、沖永良部島で31.0ミリなどとなっています。場所によっては雷を観測していて、大気の状態が不安定になっています。
奄美を中心に今夜にかけて雨量増 土砂災害など注意
この後、梅雨前線に伴う雨雲はやや北上する見込みです。沖縄では夕方には雨のピークを越えてきそうですが、奄美を中心に夜にかけて雨量が増える恐れがあります。種子島・屋久島などにも活発な雨雲がかかる予想です。
土砂災害や河川の増水などには注意が必要です。日が落ちてから雨が強まる恐れがあるので、周囲の安全をしっかり確認するようにしてください。
来週も曇りや雨 梅雨明けはまだ先か
沖縄や奄美では、あす18日以降は宮古島や石垣島など先島諸島では夏先取りの晴天が続きそうです。
沖縄地方の梅雨明けの平年日は6月21日頃ですが、今年は少し梅雨明けが遅れそうです。ただ、次の週末(24日以降)は太平洋高気圧が次第に張り出す見込みで、再来週は晴れる日が多くなる可能性があります。もしかするとこのタイミングが梅雨明けとなるかもしれません。