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太陽の周りに虹のような輪を見かけた方もいるのでは?18日の朝、関東地方などで「花粉光環(かふんこうかん)」が見られたとの情報が相次いでいます。

花粉大量飛散のしるし!?「花粉光環(かふんこうかん)」とは

花粉飛散のサイン 関東各地で「花粉光環」みられる

きょう18日の関東地方はすっきりと晴れています。

そんな中、各地で太陽の周りに丸い虹のような光の輪ができる現象「花粉光環(かふんこうかん)」が見られたとの報告が相次いでおり、SNSなどでも話題になっています。
この花粉光環は、大気中に舞った花粉が太陽の光を曲げることで発生する現象で、花粉がたくさん飛んでいるときに見られます。一見すると幻想的な現象ではありますが、花粉症の方にとっては、とてもつらい現象でもあります。
※「花粉光環」を見る際は、太陽を直視しないようご注意ください。

花粉シーズンスタート ピークは例年より早い予想

花粉飛散のサイン 関東各地で「花粉光環」みられる

花粉光環の発生からもわかるように、今年も西日本から東日本にかけては、すでに花粉飛散シーズンに突入したわけですが、日本気象協会が発表した最新の花粉飛散予測によりますと、今年のスギ花粉飛散のピークは、全国的に例年より早まると予想しています。

花粉飛散のサイン 関東各地で「花粉光環」みられる

<主な都市のスギ花粉飛散ピークの見通し>
福岡 2月下旬から3月上旬
大阪 2月下旬から3月中旬
東京 2月下旬から3月下旬
仙台 3月上旬から3月下旬
例年よりも早め早めに対策をするようにしましょう。

つらい花粉症 どうすれば?

今年は新型ウイルスにより、マスクが大幅に不足していますが、つらい花粉症を少しでも和らげるために、マスクや薬以外の対策も心掛けましょう。
<花粉症対策>
●メガネをかける
通常のメガネでも、メガネを使用しない場合に比べて、目に入る花粉量を約40%抑えられるといわれています。
●化学繊維の服を選ぶ
綿やポリエステルなどの化学繊維は、比較的花粉が付着しにくいといわれています。逆に最も花粉が付きやすいのはウールです。なるべく生地の表面がつるっとしていて、花粉が滑り落ちやすい服を選ぶとよいでしょう。
帰宅時は、家に入る前に服に着いた花粉を落としてから入りましょう。


●こまめにうがいをする
うがいには、喉から鼻から入って喉に流れた花粉を除去する効果があります。外から帰ったら必ずうがいをしましょう。
ちなみに今日18日(毎月18日)は「頭髪の日」ですが、衣服と同じく、髪にも花粉は付きやすいため、注意しましょう。今夜、仕事で疲れて布団に直行…なんてことになると、布団やまくらカバーに花粉がついてしまう可能性もあります。シャワーや入浴でしっかり花粉を落としてから就寝するようにしましょう。
なんといっても、花粉症対策のポイントは「外出から帰った際、付いてしまった花粉を、家やオフィスに入る前にしっかり落とすこと」。

ご自身が花粉症でなくても、ご家族や職場に花粉症の方がいらっしゃる場合は、ぜひ、一緒にこれらの対策を心掛けてあげてくださいね。
参考:
花粉症環境保健マニュアル(環境省)https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/
日本化学繊維協会HP https://www.jcfa.gr.jp/
兵庫県の花粉情報 http://www.hyogo-iphes.jp/kenkouk/pollen/